為替取引という投資で取引を始めようと思ったときに、バイナリーオプションとFXどちらで始めようかと悩む人も多くいると思います。
バイナリーオプションとFXは同じ為外貨為替市場という、取引する舞台は同じにも関わらず利益率も取引方法も異なります。
同じ為替相場を通じて取引するのですから、基本的にテクニカル分析やファンダメンタルズ分析という知識は同じものを学びますが、その取引方法の違いと認知度の違いから「そもそもバイナリーオプションって何?」と頭にハテナを浮かべているFX初心者も少なくありません。
今回の記事では、これから始めようと悩んでいる方のためにFXとバイナリーオプションのどちらから取引を始めたほうがいいのか、FXとバイナリーオプションはどちらの方が儲かるのか?といったFX初心者にありがちな疑問と、バイナリーオプションとFXを始めるにあたって初心者が必ず抑えておいて欲しい注意点をお伝えしていきたいと思います。
バイナリーオプションってそもそも何?
「バイナリー(binary)」とは、「二進法」を意味します。つまり「0」か「1」かの二者択一。その意味の通り、ある条件を「満たす」か「満たさない」かが投資対象となります。
為替レートを指標としたバイナリーオプションの場合、円安になると利益を得られる「チケット」か 円高になると利益が得られる「チケット」のいずれかを購入し結果が予測通りになれば 利益が払い出せるという仕組みです。
FXってそもそも何?
FXとは、「Foreign Exchange」の略で、正式名称は外国為替証拠金取引といいます。FXを一言で表すと、異なる通貨の売買です。FXでは、円はもちろんのこと、ドルやユーロ、ポンドなどの通貨そのものを買ったり売ったりする取引なのです。
FXは2つの通貨の取引が基本です。
日本円で米ドルを買ったとすると「ドル買い」と「円売り」の取引です。他にも、ユーロで中国の元を買ったり(ユーロを売る)、米ドルでトルコのリラを買う(米ドルを売る)などのように、日本円以外の様々な2つの通貨の売買が行われます。
バイナリーオプションとFXの6つの違い
バイナリーオプションとFXは同じ外貨為替市場という舞台で取引をするというのは先程お伝えしましたが、この2つの違いは似ているようで大きく変わります。
- 取引方法
- 取引時間
- 攻略方法
- 考え方
- 利益率
- 税金
合計して6つの違いがあるわけですが、これは取引方法や時間以外にも儲けるための稼ぎ方にも違いがあります。そのことを理解していないと少なくない損失から投資自体から退場してしまう危険性すらあるので、合わせてFXとバイナリーオプションの違いとして「考え方」という自覚しずらい認識の部分も2つの違いとして扱い紹介していきます。
バイナリーオプションとFXの違い①「取引方法」
FXとバイナリーオプションの取引方法の違いですが、基本的にFXでは国内は証券会社ごとの取引ツール。
海外の証券会社ではMT4と呼ばえる取引ツールを使います。
MT4は、ロシアのMetaQuotes社が開発した世界的にもっともメジャーなFX取引プラットフォームです。無数のテクニカル指標を同時に表示させたり、世界中の開発者が作ったオリジナルのテクニカル指標や自動トレードシステム(EA)等をインストールして使うことができます。
主に取引を行うのは上記画像のMT4になるでしょうが、バイナリーオプションの場合は各ホームページのブラウザ上で取引を行います。
バイナリーオプションの取引方法は上がるのか下がるのかの為替価格の予想という点では同じですが、取引方法はバイナリーオプションの方が簡単です。
バイナリーオプションの取引方法(ハイローオーストラリア)
バイナリーオプションで世界一有名で代表的な業者である、
ハイローオーストラリアの場合は、
HighLow | HighLow スプレット | Turbo | Turboスプレット | |
取引時間 | 15分/1時間/1日 | 15分/1時間/1日 | 30秒/1分/3分/5分 | 30秒/1分/3分/5分 |
特徴 | 通貨数最多 | 手数料分不利 | 通貨数制限 | 手数料分不利 |
ペイアウト率 | 1.88倍 | 2.0倍 | 1.95倍/1.90倍/1.86倍/1.86倍 | 2.0倍 |
「HighLow(ハイロー)」が15分以上の取引。
「Turbo(ターボ)」15分以内の取引。
流れは簡単で、取引時間を15分以上にするのか15分以内にするのかで「HighLow(ハイロー)」か「Turbo(ターボ)」を選択します。
そのあとは任意の時間を選択し、取引金額を入力後に[HIGH]か[LOW]エントリーを選択して取引を開始します。
簡単にいえば、取引時間・通貨ペア・取引金額・取引方向を選ぶだけですぐに取引を開始することができるため、通貨さえ選んでいればワンクリックでバイナリーオプションは取引を始めることができます。
手軽・小額・見やすいの三拍子そろったところが初心者には始めやすく、理解しやすいのがバイナリーオプションになっています。
そういった意味ではバイナリーオプションの方が取引方法に関しては遥かに簡単であり、楽に行えるといえるでしょう。
FXの取引方法(MT4)
FXの取引方法は上がるのか?下がるのか?という値動きの予想・分析は同じですが、取引方法が大きくことなります。
通貨ペアを選択する以前に、あなたが取引した通貨ペアのチャート画面を表示させる必要があります。
また、取引方法には「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」「IFD注文」「OCO注文」「IFO注文」の6種類があります。
これから始めるという初心者から見てみると「なにそれ?」という難しい呪文のように聞こえることでしょう。
この取引の違いについては以下の通りです。
基本的な注文方法 | 成行注文 | 指値注文 | 逆指値注文 |
取引時間 | 投資スタイル次第 | 投資スタイル次第 | 投資スタイル次第 |
特徴 | 今の価格で買う/売る | 指定価格で安く買う/高く売る | 指定価格で高く買う/安く売る |
利益率 | 投資家次第 | 投資家次第 | 投資家次第 |
応用的な注文方法 | IFO注文 | OCO注文 | IFO注文 |
取引時間 | 投資スタイル次第 | 投資スタイル次第 | 投資スタイル次第 |
特徴 | 新規注文が成立したら有効になる決算注文を同時に出す方法 | 「指値」と「逆指値」を同時に出す方法 | IFOとOCOを組み合わせた注文方法 |
利益率 | 予め定めた利益 | 予め定めた利益 | 予め定めた利益 |
難しくてややこしいと感じたあなたの心境は分かります。
取引方法を調べてみると誰もが通る道です。
上がるのか下がるのかを予測するという点は同じですが、たったそれだけの事でここまで取引方法がバイナリーオプションと異なります。
バイナリーオプションであれば2つの取引方法。
FXであれば6つの取引方法。
選択肢の多さ的にも必要な知識と専門用語でもFXのほうが多く、同じ為替相場で取引にするにしても複雑さと簡易性を比例して考えてみると、バイナリーオプションとFXで迷っているのであればバイナリーオプションから始めるのが初心者に適しているといえるでしょう。
バイナリーオプションとFXの違い②「取引時間」
取引時間についてもバイナリーオプションとFXでは異なります。
とても異なるというわけではないのですが、バイナリーオプションの場合は任意のタイミングで取引は開始できるものの、決算タイミングが定められた時間まで出来ないという点があります。
FXの場合は取引を始める時間も決算する時間も任意のタイミングで始めることができるため、取引時間でいうのであればFXに軍配が上がります。
ただ、FXの場合は取引時間というよりも「買い」や「売り」で保有しているポジションからスワップポイントという金利差の利益を時間とともに得られるというメリットもあります。
スワップポイントは、2つの通貨を交換するときに生じる金利差調整分のことをいいます。 一般的に低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買った場合、その金利差分をスワップポイントとして受け取ることができます。 スワップポイントは建玉を保有し続けると原則毎日受け取る(支払う場合もあります)ことができます。
しかし、メリットとしては損失が発生したまま保有している時間が長いと、そのまま損失が発生しているトレンド方向に進んだ場合さらに損失が膨らむという、取引時間が投資家次第という点で取引時間が任意ということは損失をうまく確定させることが出来ず、利益も確定させることが任意なので欲や焦りというメンタルの部分が損失の原因になったります。
バイナリーオプションとFXの違い③「攻略方法」
バイナリーオプションとFXはどのように利益を出すのかという攻略方法も異なります。
同じ為替市場という舞台は同じでも取引方法と時間が異なるため、当然攻略の手順や仕方も変わります。
そのことを正しく理解していないばかりにバイナリーオプションやFXで大きな損失を出してから本質に気づいたという人も少なくありません。
そうなってからでは投資した資金が勿体ないですし、何より精神的にも辛いはずです。
これからバイナリーオプションとFXのどちらで始めようかと悩んでいる人は、しっかりと攻略方法の違いを理解しておきましょう。
バイナリーオプションの攻略は口座開設の段階から始まる
バイナリーオプションで儲けていくためにFXの違う点をあげるのであれば、それは口座開設の段階でも大きく異なります。
通常、FXの場合は国内と海外のどちらの証券会社で口座を開設するかで、税金やレバレッジ(資金の数倍〜数百倍まで取引できる)が変わるため、国内か海外のどちらを選択するかという二択になります。
しかし、バイナリーオプションの場合は口座開設をするバイナリー業者ごとにペイアウト率、つまり1回勝ったときの利益が異なるからです。
FXではあれば、多くの差額を取れば利益になりますが、バイナリーオプションの場合は差額ではなく予測で勝った負けたと決まるため、業者ごとに1回勝ったときに利益率も当然変わるわけです。
つまり、どのバイナリーオプション業者で口座開設をして取引をするのかという段階で攻略は始まっていると言えるというわけです。
仮に下調べもロクにせず口座開設をすると、ペイアウト率が高くなかったり、出金トラブルが発生したりと悩まなくてもいい問題が生まれます。また、当然欲につられてマイナーな業者でやると取引がやりずらく上手く取引が出来なかったり、トラブルを解決するためにインターネットを使って調べても情報が出てこないなんてことも多くあります。
バイナリーオプション業界では「ハイローオーストラリア」という業者が、ペイアウト率・出金速度・サポート体制・取引のやりやすさから世界的に有名であり、知らない人はいないぐらい人気なので、ハイローオーストラリアで口座開設をすれば問題ありません。
バイナリーオプションの儲け方というのはFXと異なるわけですが、それでも業者によってもペイアウト率が異なるというのは他にないでしょう。
もちろん、他の投資に比べて儲けやすいというのもありますが、ペイアウト率が低いということは利益を出すためにそれだけ高い勝率が必要になるわけですから、難易度を知らない間にあなた自身が上げてしまっている状態になってしまうかもしれません。
FXの攻略方法とは?
FXについては攻略方法がかなりの数になります。
単純に勝率が高い=利益になる
ともいえず、勝率が例え10%しかなくても損益でプラスにすることが可能です。
なぜな、上にあがるのか下に下がるのかというのは同じですが、取引タイミングを任意で決められるため戦略の幅も大きく広がります。
つまり、儲け方もひとそれぞれというわけで断定できるものが少ないというのもありますが、FXで勝てている投資家の多くは自分だけの売買ポイント(手法)を確立しており、だからこそメンタルの方が重要だと考える投資家は利益が出ている人ほど多い傾向があるわけです。
バイナリーオプションのように単純に買いと売りという2択ではなく、注文方法が二通り以上あるため、必然的に儲け方もそれに比例して大きくことなります。
バイナリーオプションとFXの違い④「考え方」
裁量取引と呼ばれる取引は、いわゆる相場を分析・予測してエントリータイミングを決めて売買することです。しかし、わずか1分〜15分を中心に取引するバイナリーオプションでそこまで短時間を予測することが求められます。
あなた自身で売買ポイントを決めるため、少しの遅れが勝ちや負けに起因し、記憶とメンタルに異常なほどシコリを残します。
そうすると負けた記憶から「取引するタイミングが遅れ」
勝った記憶から「いつか必ず勝つ」と無理に金額を上げたり、連続でエントリーしてしまうという記憶が起因としたメンタルの不調が現れます。
そういった負のスパイラルにハマると抜け出すことが難しく、大きな損失に「勝てないのではないか…」という思考に至ってしまいます。
しかし、よく考えてみてください。
数分から数十分先の価格を予測するなんて、もはや分析ではなく未来予知に近いですよね笑
だからこそ、手法のような明確なエントリーポイントを見つける必要があります。
そういった予め決まったポイントで売買を行っていくことで利益を出すことが一番安定しますし、特別高い勝率がなくても翌月には取引金額から利益も倍々に増えていくことになります。
初心者にありがちな「独学」というのはこういった裁量になりがちに環境になってしまいますが、その考え方からして間違っているので、明確に勝てるというポイントを定めて検証し、手法として確立することがバイナリーオプションを攻略して儲けるために本当に必要なことです。
ネットを探せば出てくる勝率の高いサインツールやマーチンを使った負けない方法など、夢を見るのはやめて現実をみてください。
その時点でバイナリーオプションは必ずはないと分かっていても理解していないということですので、始めることをやめて宝くじでも購入することをオススメします。
バイナリーオプションとFXの違い⑤「利益率」
利益率という言葉でいうと説明が難しくなりますが、バイナリーオプションとFXのどちらの方が儲かると聞かれれば、それはFXでしょう。
しかし、どちらの方が早く儲けることができるのか?
という質問であればバイナリーオプションに圧倒的に軍配が上がります。
あなたが求めている利益というのが「どれぐらいの金額」であり、「どれぐらいの期間」で増やすことが考えているのかとよって大きく変わるからです。
そういった意味ではバイナリーオプションは短期で儲けたい人。
FXは長期でも儲けたい人といった表現ができるでしょう。
ちなみに1日や一週間で100万円稼ぎたいです!と夢見ている人は回れ右してください笑
僕は本気で稼ぎたい人であれば、そういった夢見がちに「お金持ち」になりたい人がよく考える非現実的な思考には至らず、現実的なプランでバイナリーオプションもFXも取り組むはずと考えていますので…。
少し煽るような言い方になってしまいましたが、つまりバイナリーオプションとFXでの利益率が大きくことなるわけですので、着目するのは「期間」と「利益」です。
そこを考えてみて現実的に可能かどうか?という点です。
もちろん、資金さえ荒れば1日や一週間で100万稼ぐことも難しくないでしょう。
つまり、現実的にサラリーマンなどの視点からみた観点でいうのであれば、取引金額が最高20万円までのバイナリーオプションではいつか利益が頭打ちになります。
しかし、FXでは際限なく取引金額を上げることができるので元本次第というところです。
なので、始める際に元金によりますが、利益率の高さでいえばバイナリーオプションが圧倒的に高いため、早く儲けたいという人はバイナリーオプション。
そして大きな元手で時間をかけても儲けたい人はFXを選択するといいでしょう。
バイナリーオプションとFXの違い⑥「税金」
税金という点でもFXとバイナリーオプションは違いがあります。
これに関してはいえば、バイナリーオプションとFXという区切りよりも海外か国内の業者を利用するのかという点で税率などに変化が生じます。
そのため、バイナリーオプションとFXではなく、「海外」と「国内」という括りで見ていきたいと思います。
国内のFXとバイナリーオプションの税金は一律20%
FXとバイナリーオプションの利益が20万円を超えると税金が発生し、確定申告を行う必要があります。
国内の業者で利益が発生した場合は一律20%の税率なので、特別難しく感じることはないでしょう。
どちらかといえば、始めての確定申告の方に迷うという人の方が多くなるかもしれません。
国内の場合は申告分離課税が適用することが可能です。
また税率は一律20,315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0,315%)になるので意外と簡単にけさん出来てしまいます。
例)取引で50万円利益が出た場合、
50万 × 20,315(%)= 115,750円となります。
また、国内の証券会社の場合過去3年まで遡り、損失繰越をすることが可能です。
海外のFXとバイナリーオプションの税率は金額により変わる
海外のFXとバイナリーオプション業者を利用した場合の税金は発生した利益により変化します。
20万円を超えると税金が発生することは変わりませんが、それでも発生した利益の大きさによっては国内の業者よりも多く税金を支払う必要があります。
海外のFXとバイナリーオプションの業者を利用した場合は所得金額により変化しますが、課税率は以下の通りです。
課税される所得金額 | 控除額 | 税率 |
195万円以下 | 0円 | 5% |
195万円以下〜330万円未満 | 97,500円 | 10% |
330万円以下〜695万円未満 | 427,500円 | 20% |
695万円以下〜900万円未満 | 636,000円 | 23% |
900万円以下〜1800万円未満 | 1,536,000円 | 33% |
1800万円〜 | 2,796,000円 | 40% |
年間の損益は330万以下であれば国内の業者よりも安くすみますね。
けなみに計算方法は、
(所得+取引での利益額)×所得合計にかかる課税率ー所得に対する控除額=合計回税額
となります。
例)所得500万、取引での利益総額100万円の場合
(500万+100万)× 20% – 427,500 = 772,500円となります。
初心者はFXとバイナリーオプションどちらがオススメ?
こちらはここまでの文中でも説明しましたが、求めている利益とその利益を出すまでに設ける期間によって異なります。
短期間で少ない資金から大きく増やしたいのであれば、その利益率からバイナリーオプションが適しているでしょう。
しかし、ある程度の資金が用意でき、堅実に利益を出していきたいのであれば中長期でFXの方が有利になります。
もちろん、ある程度の利益(月収100万以上)ともなればFXに移行した方が多少利益が落ちるとしても時間の余裕が何倍にも膨れるためオススメです。
ただ、学ぶ内容自体は同じ為替相場を軸に取引をするため、取引方法が単純で利益が小額からでも出しやすいバイナリーオプションが初心者にはおすすめですね。
投資家が儲けると業者は損をするのか?
よくある質問の一つにバイナリーオプションの業者やFXの業者はレート(価格)操作や取引を少し遅らせて投資家に損失が出やすいようにしているのではないかという内容を頂くことがあります。
これは勝てないと一度は業者側を疑う気持ちになりますので、非常に理解できる気持ちです。
例えばバイナリーオプションの場合は完全に投資家の儲けはバイナリー業者側の負担になるので、最悪倒産しますし、規制が甘いころはその業者独特の甘さをついて投資家がかなりの利益を上げて潰れてしまったバイナリー業者もあります。
しかし、バイナリーオプションもそう簡単ではありませんので、安定的に勝っている投資家は1割いるかいないです。
つまり、一部儲かっていたとしても、他の9割の人が1割の投資家の利益を圧倒的に上回る損失なためよほどの事がない限り倒産はしないでしょう。
次にFXならどうか?
というものですが、本来FXはゼロサムゲームと呼ばれ必ず利益を出している投資家がいれば損失を出している投資家がいるといった綱引きのような状態と言われています。
つまり、FXは証券会社が手数料などを利益に変えているので投資家がいくら儲かろうと倒産するというほど追い込まれることはありません。
これは一般的に証券会社であり、海外では当たり前です。
しかし、日本の場合は少し違います。
日本の場合は投資家の注文を直接インターバンクに通すのではなく、証券会社側が仲介として入るというよりも後出しで仲介をするという感じの注文方法になっています。
簡単にいえば、友人が「必ずこの当たるからこの宝くじ買ってきて」
と頼まれたときに、当たらないだろうとネコババしていたらあたっていて、その分の負担をあなたがする事になったというような関係になります。しかし、逆にあたっていなければあなたの利益になりますよね。
このように、海外の場合はリアルタイムで注文をインターバンクに証券会社が仲介するのに対し、日本の証券会社は後出し注文なため、投資家が利益を得ると証券会社がその分を負担するという自体になります。
一見、海外と聞くと日本人であれば不安に感じることの方が多い投資業界ですが、世界規模でいえば海外の方が投資は進んでいますし、金融鎖国の日本はあまり金融知識や投資に対して前向きではありません。
この事は投資に対しての不信感というよりも世界的に金融リテラシーの低さが原因かもしれませんね。
ただ、FXではレバレッジ的にも取引のしやすさ的にも海外の証券会社を推奨します。
バイナリーオプションとFXで儲けるどころか破産!?
バイナリーオプションをYahoo、Googleの検索バーで検索しようとすると悲しいことに破産というキーワードもサジェストキーワードに含まれています。
悲しい現実ですが、これはバイナリーオプションにだけ当てはまるわけではありません。
一昔前であれば株から始まりFX、バイナリーオプションで今は仮想通貨といろいろと投資対象は増えています。
しかし、始めてばかりで知識も伴っていない段階からいきなり現金で取引するという行動に出る初心者は後を経ちません。僕の記事でも何回も警告してきましたが、初心者が勝率も安定していないのにいきなり現金で取引を始め、しかも簡単そうやむきになってしまい生活費などまで資金にまわして取引する人もいるほどです。
僕からすると「勝率も安定していない」投資とはギャンブルと変わりません。
10万や20万を持って本気でパチンコや競馬で増やそうとするのはギャンブラーでしょうし、投資を始める人がそういったギャンブラーではなく、単に「増えたら嬉しい」という軽い気持ちでやる人が大半なのは知っています。
しかし、大学や専門学校でも学ぶように、社会に出て給料をもらうまでに何年も学ぶために少なくない資金と膨大な時間を使っているにも関わらず、バイナリーオプションやFXで給料分とまではいかないまでも本気で儲けようとしているのに圧倒的に学ぶための時間も授業料も少ないというのは客観的に見れば楽をして稼げたいというふうに思われてしまいます。
「そうではない」という人もいれば、「その通りだ」と肯定する人もいるでしょうが、破産するほどまで続けるものではないですし、あくまでバイナリーオプションもFXも余剰資金でやることを忘れないようにしましょう。
そうでなければ、あなたも負けている9割の投資家と同じ道を歩む結果になりますし、なにより最悪の場合一時的な感情と判断で破産する可能性だって考えられるのですから。
バイナリーオプションとFXで儲けるために必要不可欠なメンタル
あなたはメンタルと聞いて何を考えますか?
バイナリーオプションやFXのような投資の場合、取引方法やチャートの読み方、明確な売買ポイントなど技術が伴います。
しかし、その技術があれば負けないと無意識に考えてしまっている人も多くいます。
このメンタルを軽視しがちになるのも、そういったことを知らない初心者に特に多い傾向がですが、経験を積めば積むほど「投資にはメンタルが重要」という事を理解できる人は多くなるでしょう。
最後に投資に必要がメンタルについて軽視しがちになってしまう初心者と、これからあなたがバイナリーオプションとFXで儲けるためにどのようにメンタルを育て、考えていけば良いのかを少しだけ説明したいと思います。
欲に溺れて本質を見落とさない芯を持つ
あなた自身がFXやバイナリーオプションで儲けたいと思うあまり、本心とは違う感情に任せた行動をとってしまうことはありませんか。
もちろん、感じたことを不用意にそのまま実行すれば小さな間違いという歪からどんどん歪み、大きな間違い(損失)になってしまうので、儲けるために本当に必要なことに結びつかないという自体になります。
しかし、欲に素直になるというのは正論に向かう第一歩でもあります。
本当にあなた自身でも薄々感じているのに、希望的観測に縋ってしまうというのは儲けることができない投資家にありがちな盲目的な選択ミスです。
「バイナリーオプションで負けないということはないけど、勝率が高くて間違いなく儲けることができるんだ」と言う人と、「バイナリーオプションで利益を上げることはできるけど、難しくて誰にでも儲けられるという断定はできない分、一緒にやれば結果的に見えない部分も見えてプラスになるはずだ」
と言う人がいたとしてます。
言っていて気持ち的が楽なのはどちらでしょうか。
周りから見ても「信じてもいいかな」と思うのは後者でしょう。
本心を欲や希望で隠し続けていると自己暗示の「理想の利益」と本心の間のギャップが出てきてしまい、バランスを崩します。
これでは考えてはいても本心に従った行動をしてしまったりと行動と考えがちぐはぐになってしまいます。
あなた自身の欲を素直に認めながらも、その欲で少し考えれば分かるような盲信を続けていては勝てるものも勝てなくなります。
あなた自身の本心と欲としっかりと分別して、正しい選択ができるように常に自問自答するようにしてくだい。
目標を明白にして「忘れる」「達成できない」を事前に対処する
バイナリーオプションやFXでも目標を予め決めておくことは大切です。
ある意味でマイルールと呼ぶものも、この目標達成には重要になってくるでしょう。
目標ですが、「取り敢えず儲けるために取引して稼ぐことを考える」というような曖昧なものでもなく、1日に1000円の利益を出す。
週間で5000円の利益を目指して一ヶ月で2万円の利益を目標とする。
というように、予め目標を決めておくことは非常に大切です。
なぜなら、目標がなければ欲に貪欲になり、利益を求めすぎて引き際がないため、結局損失になってしまったりと満足する基準が曖昧で取引できる時間を可能な限り使って、可能な限り利益を狙うという何とも損失の出やすい考え方で取引を重ねてしまうからです。
そして、重要なのはその目標を達成していくことです。
取引の最初は覚えていても次第に人は忘れる生き物ですし、達成出来なかったときの改善点などを具体的に考えようとはしません。
オリンピック選手ですら立てた目標を忘れることがよくあり、メンタルトレーニングも「目標を忘れない」というテーマで実施されることすらあるそうです。
日々慌ただしく過ごしていると1つ1つの目標を見失いがちになるのも当然ですが、忘れることを前提にしっかりと対処していけばいいだけの話です。
方法はなんでも構いません。
・知人や家族に目標宣言してプレッシャーをかける
・普段必ず目にするところに目標をはっておいて常に自分の視界に入れる
・月や週に一度といった頻度で目標をチェックするポイントを設ける
などです。
そして、それがうまくいかない場合は、その目標達成を阻む行動要因を分析し、対処方法を考えていくことで、目標に近づけるように1つ1つの課題をクリアしていくためのあなただけメンタルトレーニング方が作り上げることができるはずです。
まとめ
如何だったでしょうか。
バイナリーオプションとFXのどちらの方が儲かりやすいかというのは、
・取引しやすさ
・理解しやすさ
・出金速度
・利益率
などの観点から見ていくとバイナリーオプションに軍配が上がります。
しかし、十全な資金と中長期で設けることを考えるとFXの方が遥かに効率的な資金成長を遂げるというのも事実です、
なので、初心者はバイナリーオプションから始めて資金と知識を身に付け、上級者に上がる頃にFXも本格的に運用し始めるというのが理想的な流れになります。
また、投資というのは簡単に儲けられるといものではありません。
それは欲や焦りなどのメンタルでの問題も大きく起因しています。
その点も配慮してメンタルの部分も書かせて頂きましたが、初心者には未だに「メンタルってそんなに大切?」と首をかしげる人もいるでしょう。
ただ、メンタルの本当が本当に大切だと気づくことができたのであれば、あなたが成長しているということですし、見落としている欠けたポイントを見つけることができたということです。
その時でいいので、またこの記事を見てみてください。
そうすれば、今度は違う視点・考え方で素直な視点で物事を捉え、僕の投資家としての考え方をスポンジのように理解することができるはずです。
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