FX初心者は大損する? 8割が失敗する損切りの原因と解決方法!!

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FX初心者は大損する? 8割が失敗する損切りの原因と解決方法!!

FXを始める理由は誰もが利益を出して稼ぐためだと思います。しかし、同時にもしFXで利益を上げることに失敗して「大損してしまったらどうしよう…」という不安も初心者であれば抱いているとはずです。

 

しっかりとあなた自身が資金を管理し、運用することができれば損失を出したとしても大損することはないでしょうが、それでもFX初心者が資金管理や運用方法など、随時適切な判断取引することができるかというそうではないと思います。

また、気をつけていたとしても為替価格の急激な変化に少なくない損失が重なり、次第に無視できないほど徐々に大きな損失に膨れ上がることもあるでしょう。

 

今回の記事では、初心者が大きな損失を出してFXで失敗しないようにするために必要な事を、実際にあった失敗談を紹介しながら解決方法をお伝えしていきます。

 

FXで失敗する投資家の3つの共通点

FXで失敗する人がそれぞれ違う失敗をするということはありません。

ほとんどの人が同じパターンの失敗をしてしまうことが大多数であり、事前に知っておけば防げたような失敗談も多々あります。そのためにも、運用に失敗してしまった投資家の話や経験を知っておくというのは非常に教訓になりますし、勉強にもなります。

中にはその教訓を活かせずに知っていたけど大損してしまったという人もいるかもしれませんが、それでも「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあるように、成功体験や失敗体験と二分して良い点と悪い点をしっかりと見極めて取引に取り入れることは、先人の失敗をせずに大きな損失を抑える効果もあると思います。

FXで毎日勝ち続けるということはなく、損失という意味では失敗する日も当然あると思います。

 

しかし、「失敗は成功のもと」というように失敗したとしても大きな失敗をせず、小さな失敗を取り返せるほど大きな成功をすることがFXでは損小利大という結果で利益に繋がります。

そのためにも初心者がよく失敗するパターンや大損してしまった投資家の失敗例などを3つ頭に入れておきましょう。

①FX初心者の代表的な失敗パターン「損切り」

FX初心者に頻繁に見られる失敗パターンで代表的なものは損切りでしょう。

FXという投資は外貨為替の差額を利益として得るため、利益を確定させる利確も損失を確定させる損切りも取引している投資家次第という点があげられます。

 

なぜなら、注文してから決算するまでの差額が大きければ大きいほど利益になり、逆に損失も大きくなるため、その差額の幅を決めるのはあなた次第であり、利益も損失も自由に決められるため利益が発生しているときには「」が出てしまい結果的に利益が少なくなってしまう。

逆に損失が発生したときには、損失を少しでも減らそうと値動きが戻って来るタイミングを待った結果、損切りするタイミングを狂わされるのでより大きな損失に膨れ上がってしまうこともあります。

FXを始めたばかりの初心者は当然のことながら、この「利確」と「損切り」を適切なタイミングで行うことができません。

 

つまり、利益も損切りもあなた次第で大きく変化してしまうという事が、最終的に損失が発生しても上手く「損切り」ができずに損失が膨らみ失敗するケースとなるのです。

この損切りができないという失敗は初心者に頻繁に見られるものですが、経験も浅いため利益を得るため具体的に定めておかなければいけない項目が決まっておらずに疎かになっていることが主な原因です。

この初心者に見られる「損切り」ができずに失敗する原因は大まかに3つあります。

  1. 「利確」「損切り」する差額幅が不透明
  2. 元本に対して過度な取引金額
  3. リスク回避のプロスペクト理論

初心者のうちは、「これぐらいFXで稼ぎたい」という欲求はあっても、その目標金額までどれぐらいの期間と資金で達成するのかということを考えている人は非常に少ないです。

つまり、その目標金額に達成するにためには1日、あるいは1週間でどれぐらいの利益を出す必要があるのか?

逆にどれぐらいの損失が発生するとまずいのかを明白に知っておく必要があります。

この目標利益までを逆算していないため、「利確幅」も「損切り幅」もあやふやで自由という危険な領域で取引することになります。

目標利益をしっかりと逆算していれば、1日にどれぐらいの利益にすればいいのかも分かりますし、損失が出すぎることの危険さが計画に沿って実行できるので、失敗せずに済みます。

また、このしっかりと考えておけば2つ目の「元本に対して過度な取引金額」で取引することがなくはずですので、リスク管理も並列しながら身につけることが初心者にも可能になります。

3つめの「プロスペクト理論」というのは、FX経験者なら聞いた事があるかもしれませんが、初心者は知らないと思いますので詳しく説明していきます。

 

「プロスペクト理論」とは、行動心理学の用語でFXで損切りできずに失敗してしまう最大の元凶です。

【プロスペクト理論とは?】

プロスペクト理論とはは、不確実性下における意思決定モデルの一つ。選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである。

プロスペクト理論の当てはまる心理状態の質問を例に見ていきましょう。

あなたはAとBのどちらが魅力的に見えますか?

  1. 100%の確率で100万円がもらえる
  2. 50%の確率で50万円もらえるが、50%の確率でもらえない

恐らくAを選んだ人が圧倒的でしょう。

では、次はどちらをあなたは選択しますか?

  1. 100%の確率で100万円損をする
  2. 50%の確率で50万円損をするが、50%の確率で損はしない

ここではBを選ぶ人が圧倒的に多いでしょう。

それは間違っていませんし、誰もがそう思うでしょう。恐らく99%の人が1回目はA、2回目はBを選択するでしょうし、残り1%は何かしらの意図に気づいたか、裏を探ったような人、というように何かしら理由があるとは思います。

この質問がプロスペクト理論には大きく関係しており、FXで失敗する人の元凶です。

つまり、1回目のAである「利益を確実に得たい」と思うのは「損失をゼロにできる可能性があるならリスクを犯してでも回避したい」と思う傾向が人間にはあるということです。

そして、損失が膨らむと2つ目の質問のBである「50%の確率で50万円損をするが、50%の確率で損をしない」を選んでしまい、損切りに適切なタイミングを逃してズルズルと損失が大きくなってしまうことが失敗する原因です。

つまり、現実には別の話としても、FXで成功するためには1つ目の質問ではB、2つ目の質問ではAを選択する必要があるわけです。

 

FXで失敗する多くの初心者が上手く損切りできずに、すべての資金を溶かしてしまいます。

その原因は「損切り」にありますが、損切りができない理由というのもしっかりと理解しておきましょう。

最後に紹介したプロスペクト理論は理解していれば、利益を大きくなるまで追いすぎたり、損失が膨らむ前に損切りできるようになったりと、「損小利大」をトレードに取り入れることができるようになります。

②テクニカル分析の無意識という弊害による失敗

FXは為替価格の将来を予測する必要があります。

チャート画面とにらめっこしながら分析をしていくわけですが、分析するためには当然テクニカル指標を使った分析で値動きを予測していきますよね。

恐らく多くの人が「それの何が問題なのか」と思うはずです。

しかし、テクニカル分析というのは分析しているなかで無意識に「答えがあるもの」として考えている人が非常に多くいます。日本人は真面目すぎる傾向があるため、数学などでも公式などがあると答えは必ずあるものとして意識を持っています。

この無意識の考え方がテクニカル分析の間でも起きています。

つまり、売買サインとして有名なものなどであれば「ゴールデンクロス」「デットクロス」は誰でも知っているでしょうが、負けている人はそういった売買サインをずっと使い続けているひとは稀で、使っては捨て、使っては捨てるように違うテクニカル指標で分析を行います。

100%がない為替市場ですので、当然いくら変えたところで結果は変わらないのですが、それでも勝つ方法があたかもあるように色々やテクニカル指標を探して使ってみたり、ツールを使ってみたりと1つのものを極めようとは決してしません。

簡単にいってしまえば、こだわりがなく気持ちが軽いというめんもありますが、初心者に教えた経験がある僕が分析方法を教えたり、売買方法を伝えていると、ほとんどの人が「必ず勝つ方法ない」と知ってはいるが理解までは出来ていないような発言を耳にします。

値動きを予測することは難しいです。

相場は常に変動し、通貨ごとにだって癖は違うのですから状況によっては売買サインとして通用しても、時間が経てば使えないタイミングというのも発生してきます。

しかし、FXで失敗している投資家の多くが、テクニカル指標で分析するなかで必ず勝てる必勝法はないにしても、どの「通貨」や「相場状況」でも高い勝率を出せるテクニカル指標があるかのように使いまわしを行っています。

 

それでは正確な勝率や相場状況からのデータは取れませんし、そもそも常に適応できる手法もないため答えのないやり方を探しているようなものです。

あなたが超天才であるのなら止めませんが、それは答えのない回答を探すイタチごっこになり、いつまで経ってもFXで勝てるようにはならないでしょう。

そして、このテクニカル指標を使って分析することの弊害が無意識だからこそ僕はこうして記事にしています。

FXで利益を出すためには柔軟な判断は必要になりますが、稼ぐために必要になる分析方法などやり方にはこだわりを持つようにしましょう。

 

③FXにおけるメンタルの重要性を知らずに失敗

「メンタルが豆腐」なんて言葉よく聞きますが、メンタルの弱さもFXで失敗する原因になります。

書店で販売している本などでは、メンタル関係のことを書いているものも少なく、先程も述べたように初心者や中級者の中には無意識に勝率の高いテクニカル指標を探してしまうことが多々ありますが、メンタルの重要性を軽視しているように感じてしまいます。

このメンタルはFXでとっても大切で、人によって問題が生じるタイミングが異なるため厄介極まりないです。

例えば、「取引金額」「元本の大きさ」「値動き」「損失額の大きさ」「利益の小ささ」などと投資家に判断を委ねられるような状況の中では当然最善な策を探して考えますが、同時に頭の中では「失敗して損失を出したらどうしよう…」とも考えているはずです。

そうなってしまえば、あなた自身が予め定めておいたトレードルールを破ってしまったり、ストレスから次回以降の取引が正常に行うことができなくなってしまいます。

そのため、トレードルールや適切な判断を狂わせられる「メンタルの重要性」はFXをやるうえで初心者が最も最初に理解しておくべき項目の1つであり、これを理解していないばかりに大きな損失からFX投資から退場してしまうという失敗ケースも頻繁にあります。

メンタルが大きくぶれたりする原因は人それぞれ基準が違うため、かなり難しいです。同じ時間、同じ通貨を見ていたとしても勝率や利益が真逆になるほどです。

実際に僕が教えていた教え子達でも同じような問題を抱えている人がいました。

勝率が高い人は正常に取引できているのですが、一方で同じ時間見ていて勝率が悪いひとは、メンタルからエントリーを躊躇ってしまったり、遅れてしまった結果、利益になるポイントだけを逃して損失だけ発生していたりと、非常に投資家にとってメンタル重要課題の1つです。

そうならないためにも、あなた自身が形にないメンタルという不確かにものを確認できるように、文章にして自分の心理状態を書いてみたり、取引回数が過剰になっていないか勝率表を確認したりしてみてください。

つまりメンタルの具現化を行うわけです。

思うだけで行動しなければ一緒なのと同じように思っていることを形として残すことで、過去のあなたの足跡と振り返ったとき問題点を浮き彫りにできるようにしましょう。

本当に1日の利益が1000円、2000円程度でも良いと軽い気持ちで地道に利益を上げていくのもいいですし、高い利益を求めすぎている人はメンタルを崩しやすい傾向があります。

なので、適度に気持ちを緩めていくことも投資には必要なことだと知っておきましょう。

欲張らず、焦らず、お小遣いを少し稼ぐという気持ち程度がベストです!

 

初心者だからこそありがちな失敗例

FXで失敗する投資家の共通点を紹介しましたが、何も取引などによる直接的な失敗ばかりではありません。

利益を出すための取引以前に、最低限の知識も備わっていない初心者の状態だからこそ引っかかってしまう落とし穴もあります。

また、いきなり現金で取引することの多い初心者ならではの失敗など、準備や経験の浅さからくるメンタルの失敗など初心者を待ち受ける罠はかなりあります。

その失敗例を実例として5つお伝えしますのでくれぐれも引っかからないように気をつけてください。

投資に近道はありませんし、必ず稼げるなんてうまい話あるわけありませんが「もしかしたら」という初心者の期待を逆手に取るような事がFXの業界ではおきますし、経験の浅いうちから大きなメンタルブロックがかかっては、しこりを残したまま現金で取引することになりかねません。

 

闇雲のポジションを持って取引回数が過剰になる

FXに参加する初心者の多くが意気込んで取引をします。

仕事をしている時間よりも短い時間で大きな利益をあげられる可能性があるのですから、夢が膨らみますし、利益が出てたらどういった事に使おうかなど期待も膨らんで、モチベーションが空回りしている状態だからです。

「俺も絶対FXで稼いでやる」

「大きく稼げなくてもいいけどお小遣い程度は稼げるようなる」

と目標金額は人によって変わりますが、やる気が十分だからこそポジションを持ちたがります。

 

売買してポジションを保有しないとFXをしている感がありませんし、利益に繋がるものがないのですから当然といえば当然ですが、問題なのは闇雲に売買してポジションを保有する期間が短かったり、取引過剰になってしまう「ポジポジ病」になってしまうことです。

 

最初は基本を勉強しても知識が綺麗にインプットされていないので、正確な売買ルールや理論がなく、考えることよりも取引することを優先してやってしまうため丁半博打のようなギャンブルになってしまうことが多くあります。

その場の一瞬の判断でやるのであれば、近所のパチンコ屋にいきなり入るようなものです。

じっかくと考えたうえで正確な売買を行い、冷静に対処していかなければ一気にFXがギャンブルになってしまうことを理解しておいてください。

FXは「勉強→仮説→実践→検証→運用」という5つの工程を踏まえながら自分なりのトレードを築き上げていくものです。

やる気や高まり過ぎたモチベーションから感情を優先したトレードになることは、FXにおいて短命な投資家に見られる大きな要因です。

 

「損失を出したくない」からくる取引拒否

やる気がモチベーションの有り余るFX初心者は取引過剰になる傾向があるといいましたが、今度は取引ができなくなるパターンです。

 

取引することに慣れると、次は損失を出すことに拒否反応を起こして取引しようとしても「怖い」「不安」「確証がない」といったメンタルの弱さが出てきてしまい、取引をすることができません。

また、取引してもタイミング悪く負けている部分でだけエントリーする結果になり、そこから負の連鎖が始まると自分自身のエントリーを疑うようになってしまいます。

 

こういった失敗をする人は完璧主義者に多く、「取引過剰→損失→不安→疑心暗鬼→自己嫌悪」といった流れのメンタル崩壊を起こすことが非常に多いため注意しておいてください。

 

ここまでくると中々このメンタルを完治させることは難しく、FX自体で稼ぐことは無理なんじゃないかと考えてしまう結果になってしまいます。

「準備が8割」という言葉があるように、しっかりとトレード計画を準備してマイルールに準じた取引を行いましょう。

 

相場状況に一時的にハマったやり方で勝てると判断する

相場状況は常に変化します。

それは経済指標は要人の発言など中長期に影響を及ぼすことや、プロのディーラーの介入に個人トレーダーによるチャート形成など様々です。

相場のレンジからトレンドに切り替わる回転率も変われば、トレンドの大きさや持続時間など考えると為替市場を動かす要因や不確かな情報も溢れかえるので確実性がないわけです。

そういった状況が常に変動するFXにおいて、一時的に勝った手法を使い続けてトレードしてしまう初心者トレーダーは非常に多くいます。

その検証期間も非常に短いため実際に資金で取引するには心もとないうえ、その時に相場状況のたまたまマッチしていただけなので、一時的に勝ってもそのあと連敗の嵐。

そういったことから色々なインジケーターなどをネットで調べては使い回すように分析方法を変える。

これは負けて失敗するトレーダーにあまりによく見られるものです。

FXは検証の連続であり、いわば研究でもあるわけです。

 

そんな研究結果を決めるには早すぎる期間で、検証も心もとないのにいきなり現金で取引して失敗してしまうというのは、例え本人にそういう気がないのだとしてもFXを甘くいているように思えてしまいます。

一時的な相場にあったものではなく、数ヶ月から一年という確かに相場のサイクルで通用してこそ手法として完成しますので、安易に勝ったからといって信頼して現金のトレードすることがないようにしましょう。

 

記憶から起因する「感覚」は失敗の大元凶

 

FXの取引で初心者だけでなく、経験者にもありがちなトレードに「なんとなく」や「直感」といった感覚に頼った取引をしてしまう投資家がいます。

これは取引した際に明確な売買ポイントを決めていない裁量取引を好むトレードーに見られ、「以前はこうだった」とか「こういった分析結果からと自分に都合の良い解釈で、まったく根拠のない取引をしてしまう人が沢山います。

話が専門的になりますが、FXには「プロスペクト理論」と呼ばれるものがあります。

ープロスペクト理論とはー
プロスペクトとは英語のProspectのことであり、期待や予想、見込みなどのニュアンスを持つ。例えば、投資家は収益よりも損失の方に敏感に反応し、収益が出ている場合は損失回避的な利益確定に走りやすい。一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとしてより大きなリスクを取るような投資判断を行いやすいとされる

出典: 野村證券公式ページ

これは人間が利益を求める場合少額でも欲し、逆に損失が発生する可能性がある場合にはそれを出来る限り回避しようとする心理的な理論で、なかったことを自分好みに解釈して考えてしまいがちになります。

つまり客観的に相場を見ることができずに自分勝手な予測で「直感」や「感」というような不確かにものに頼るようになります。客観的に相場を見ることができていないのですから、当然ですが、プロスペクト理論以外にもバルサラの破産確率という破産する確率を知ることができる理論まであるのですから、知っておくだけでも資金を溶かす可能性を知ることができます。

そういった事を知らずに取引をしていると、次第に過去の記憶から勝った負けたという根拠のない記憶を起因として感情が蘇ってしまいます。

 

人間は感情を優先してしまう傾向があるので、うまくエントリーできなくなったり過去の取引の記憶から以前の取引と関係なくても勝敗で感じた記憶と取引を結びつけてしまう自体になります。

 

こうなると根拠というものが存在しない「感」に近い取引になってしまいます。また、明白な売買ポイントではないのに「なんとなく」などで取引することも非常に危険です。

 

そのような感情任せな取引をしていると欲や焦りから利確・損切りが正しく行うことができずに1回の損失で大きな大損失になってしまいます。

 

そのような客観的に見ることができない不確かなもので取引をすることは失敗しか生みませんので、記憶や感情に流されずに客観的に事実から分かる過去の取引を参考に売買を行いましょう。

初心者の勘違い「元」証券マンは個人以下の実力!?

初心者はFX関連の本やネットで情報を集めるといったことをしていると思いますが、本やサイトで「元」証券会社勤務だとか、「元」ディーラーといった人よく見かけませんか。

あなたにとって「元」証券会社に勤務していた人とはどんなひとでしょう。

 

初心者の人は「元証券会社勤務」や「プロディーラー」などという表記を見ると「すごい人だ」と無意識に思っている人が多いですが、別トレードがうまいわけでもなく、上司に言われたことに従って毎日取引しているだけで扱っている資金が大きいだけです。

知識でいうのであれば豊富でしょうが、勝つために必要な手法を知っているわけでも取引を自由にすることができるわけでもありません。顧客の資金や会社の資金を預かっているのですから守りのトレードが多く、利益自体も個人で儲けているFXトレーダーの方が利益を上げると言う点では軍配が上がります。

 

にもかかわらず本出版したり、サイトに出てるってことは証券会社や銀行など会社で問題起こしてクビになったか、証券会社が求める利益を出せなくなったから解雇になっただけであり、別に取引がうまいわけでもありませんし、実力とう観点からみても専業トレーダーの方がまだ稼いでるレベルです。

専業の中でも「自称プロ」と評している人は多くいますが、プロはいわゆる金融投資家であり、どこまでいっても個人投資家は専業トレーダーです。

その変に認識を履き違えないようにしましょう。

 

過去にどういった経験があったにしろ、どういった仕事についていたにしろその人が言っていることが正しいわけでも、信用すれば稼げるになるわけでもありませんので情報の取捨選択はしっかりとするようにしましょう。

まして、あなたの大切な資金なのですから、「自称」している人達の言葉を勝手なイメージで信頼して失敗しないように注意しましょう。

証券会社は意外と体育会系なので、そういった会社の雰囲気が耐えられずに辞めていく人の方が多いです。

 

日本人は世界的に元々投資が苦手

日本人は元々あまり投資が得意ではありません。

投資と聞くとほとんどの人が「詐欺」「勝てないけど一部の人が儲かっている」「怖い」「不安」といったネガティブ要素を頭に思い浮かべるでしょう。

 

しかし、知らないからこそ「不安」や「怖い」であり、知りもしないうちからそれを糾弾するような無知蒙昧なままでは、チャンスを棒に振るようなものです。

食わず嫌いではなく、知ったうえでどう判断するかが適切ですし、情報社会で溢れかえる情報すべてが正しいものではないのですから。

日本は金融リテラシーが低いとデータ上でも分かっていますが、同時に日本で一番金融リテラシーが高い岩手県は投資詐欺に合う件数が一番低いのだとか。

元々金融教育が日本ではありませんし、苦手なのは当たり前だと思います。

銀行の収入源になっている利益を発生させている1つも「外貨証拠金取引」であり、つまりはFXなわけです。

にもかかわらず、一方的に知らないものを拒否する傾向が日本にはありますし、その結果詐欺で騙されるひとも非常に多いです。

 

そういった自体にならないためにも最低限の投資の知識をつけておくことは、あなたの身を守るだけではなく、超低金利の日本においてあなたの老後や将来を豊かに築くうえで欠かせないものになるはずです。

 

 

 

FXで失敗しないためにあなたに贈る言葉

数々の負ける要因を説明してきましたが、最後に私があなたに負けないために理解しておいて欲しい言葉があります。

それは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ということです。

この言葉は一度は聞いたことがある人も多いと思いますが、世間で勘違いされている意味もありますが、本当の意味は「賢者は他人の経験から学ぶ」ということです。

 

FXで大損して失敗している人は多くいるにも関わらず、初心者トレーダーは負けている投資家と同じ道を歩みます。失敗しないことに越したことはありませんが、それでも本気で取り組まなければ勝てないですし、負けている人の情報や共通点などは色々と溢れかえっているのに、その情報を踏まえて気をつけている人はいません。

知っているだけで理解してするまでに至っていないために、結局は同じように損失の連続になって負けている投資家と同じ道を歩むことになりかねませんよね。

他人の経験を最大限活かしきるのが賢者で、他人の経験を知っていても同じような失敗をするのが負けている人です。愚者は「誰から与えられたイメージや自分の中にある先入観から偏見的な盲信をしてしまい、チャンスを潰したり、言い訳をしながら失敗します。

そして、もちろん他人の経験から学ぶことは大切ですけど、イメージばかりで経験がないのも問題ですよね。

どうしても気になる内容があれば経験している人の言い分を聞くだけではなく、自分が経験してみるというのも悪くないですので、しっかりと経験者の失敗を理解して未然に失敗を回避できるようにしましょう。

 

スキルや知識からくるトレード技術は一長一短なのかもしれませんが、すでに経験者が前を歩き失敗したのを知ることができるのですから、その失敗がなぜ起こったのか?防ぐためにはどうすればいいのか?をしっかりと学んだうえで同じ過ちを侵さないようにしましょう。

 

まとめ

FX初心者から上級者までに上がるステップの中には失敗も必要だと思います。

しかし、出来る限り失敗を少なくして損失を最小限にしたいですし、その大失敗で資金がすべて溶けてしまうようでは再起不能になってしまいますよね。

そのためにも失敗した投資家の思考、取引を知り、そのうえで失敗しないように対策していくことはあなたに足りない投資家としての素質を補うことができるために非常に有効です。

 

トレードルール・資金管理・メンタル・取引方法など相場に潜む失敗する要因はそう簡単にあなたを逃してはくれません。だからこそ勝ち組が大切にしていることだけではなく、負けている人からも傾向と失敗経験をあなた自身の中に取り入れていくことも必要です。

FXはあなたに合った必勝法があるはずですので、粘り強くデモ取引で検証と研究を繰り返してください。

そして不規則に動き為替相場の中でインプットとアウトプットを繰り返した万全の状態で少しずつ資金を増やして取引で利益をあげていけるようにしましょう。

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