私達の生活で、コミュニケーションツールとして今では浸透しているLINE。
日頃利用している人も多く、あなたもその中の1人のはず。
その利用率は非常に高く、ソーシャルメディアの中では最も利用者が多いのは言うまでもありません。
年齢別SNS利用率
将来を担う10代・20代の利用率が最も高く、その他の年代も生活や仕事に連絡ツールとして利用されており、今では私達の生活に欠かせないアプリになったLINEですが、スマホで投資できる「LINE証券」が8月に誕生しました。
ただ、私達の身近にあるLINEと投資が結び付けられたとしても、「投資を始めてみよう!」とは思わないはずです。
なぜなら、ほとんどの人が投資自体のことを知らず、簡単に始められるといっても自己資金で始めるには分からないことだらけ。
だからこそ不安に感じてしまいます。
結果的になかなか取引を始めることができないし、どうやるのかやり方も分からない人が大多数なはずです。
今回の記事では、LINEが新しくはじめたサービスである「LINE証券」についてどういったものなのかお伝えしていき、実際に投資初心者がどのように始めたらいいのかというやり方をご紹介していきたいと思います。
また、投資は他の業者でも利益を出すことや取引は可能ですが、「LINE証券」で取引をするメリットも3つお伝えしていきたいと思います。
あなたが「LINE証券」で投資を始めようか考えているものの、やり方やうまく投資できるかといった不安を抱えているなら、損失を出さないためにも「LINE証券」の始め方と運用のメリットをしっかり理解してから取引を開始しましょう。
LINE証券について
そもそも「LINE証券」とは?
LINEは知っていても、「LINE証券ってなに?」という人は意外と多いかも知れません。
テレビのCMやYouTubeの広告で流れている「LINE証券」の宣伝PVを、もしかしたら一度は見たことがあるという人もいると思います。
「LINE証券」は、LINEの子会社であるLINE Financialと金融業者の介野村證券で知られる野村ホールディングスが立ち上げたスマホ投資サービスになっています。
LINE Financial株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:齊藤 哲彦)と野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:永井 浩二)は、証券ビジネスを中心とした金融事業における業務提携の一環として締結した合弁契約書*1に基づき、2018年6月1日に合弁会社「LINE証券設立準備株式会社」を設立し、その後、第一種金融商品取引業登録を終え、2019年6月24日に「LINE証券株式会社」へと商号変更を行った上で、サービス開始の準備を進めておりました。
LINE証券株式会社は、「LINE」が持つ豊富なユーザーベースとテクノロジーの高さ、および、スマートフォンに適したユーザビリティの高いデザインと、野村グループが培ってきた金融ビジネスのノウハウを活かし、ユーザーの資産形成を中心とした潜在的なニーズに応える新しい総合証券サービスの提供を目指しております
引用元:LINE
簡単に取引でき、気軽に運用できるという点でLINE、運用のノウハウやシステムなどは野村證券という、日本で最も有名なソーシャル・ネットワーキング・サービスと金融業界でも大手の二社による新サービスが「LINE証券」というわけです。
LINE証券誕生の背景
昨今、「人生100年時代」という言葉を頻繁にテレビニュースやインターネットの記事で目にすることが多くなりました。
今の「働く年代」の多くは、将来に対して雇用の崩壊や年金制度の持続性を疑問視する声が増え、不安に感じている人も多くいるはずです。
この時代の流れをうけ、お金との向き合い方を考える必要性があることから、自らが資産形成・投資の必要性を認知しているものの、「なにを選んだらいいのか分からない」「知識がないから投資が怖い」「取引が複雑で難しそう」「運用資金が多く用意できない」といった理由から、必要性を感じながらも投資を始めることができない人が多くいました。
あなたも年金や将来に対する不安を感じていても、投資でその資産を賄うという考えはなかったはずです。仮にあったとしても、投資経験はない人がほとんどでしょうから、なかなか取引まで踏み切るのは勇気がいるはずです。
そんな投資に対して、さらに「資金不足」「取引時間不足」「自由度不足」といった3つの不足(投資へのハードル)もあり、投資に対して一歩を踏み出すことができないという人は過去に多くいました。
LINEは、今では月間利用者8100万人を超えるコミュニケーションアプリです。
投資未経験者や投資初心者に対して、誰にでも簡単で便利・わかりやすいシンプルなサービスを提供し、不安を払拭しようと試みて野村證券とタッグを組んだのが「LINE証券」というわけです。
LINE証券で投資を始める方法
「LINE証券」で資産運用を始めるには、当たり前ですがいきなり資金を入金して取引を始めることができません。
まずは取引専用の口座を開設してから、その口座への入金をして初めて取引が可能になります。
「LINE証券」の良いところは、日頃私達が使っているLINEから口座開設手続きを全て行うことができるところです。
他のホームページや説明画面にページを移動することが少ないため、迷うことがなく、簡単な手順で口座開設まで行える流れができています。
LINE証券口座開設の大まかな手順
- LINEアプリ内の「ウォレット」タブから「証券」をタップ
- LINE証券のトップ画面「口座開設(無料)」のリンクをタップ
- 必要情報を入力後に4営業日程度で簡易書留ハガキを届く
- 簡易書留ハガキのQRコードを読み取りLINE証券にアクセス
大まかな流れは4つだけですが、入力する内容は個人情報やアンケートなど。
マイナンバーカードも必要になります。
次は実際にいつでも取引を始められるように「LINE証券」での口座開設方法をより詳しく解説していきたいと思います。
最短約3分で完了「LINE証券」の口座開設方法
「LINE証券」の口座開設に必要なものは、マイナンバーカードのみになります。
他の投資関係の証券会社では、公共料金の支払い明細などの住所が確認できるもの、マイナンバーに加えて免許書などの身分証明書の提出を求める会社もありますが、「LINE証券」ではLINEアプリから個人情報を入力し、後はマイナンバーカードをスマホから写真を撮って送信するというシンプルな流れになっています。
口座開設手順①「LINEアプリから証券」をタップ
まずは、スマホのLINEアプリからウォレットのタブをタップしましょう。
画面が切り替わったら、「証券」と書かれたチャートマークがあるはずですのでタップ。「証券」をタップする「はじめる」と表示された画面になりますので、タップして口座開設画面に移ってください。
そうすると、LINE証券の口座開設画面に切り替わりますので、「口座開設(無料)」をタップして口座開設のための利用規約と条件を確認しましょう。
口座開設手順②「利用規約/条件確認」
利用規約を把握したら、「全てに同意する」をタップしてください。
そうすると、自動的に全ての項目にチェックが入りますので、OKボタンをタップして次に進みましょう。
利用規約の確認が終わると、次は「条件」確認です。
LINE証券で口座開設するための条件は3つになります。
- 日本国籍を持っている
- 20歳以上70歳以下である
- 外国の重要な公的地位(外国PEPs)ではない
おそらく、ほぼ全ての人が問題ないと思いますので、問題なければ「はい」をタップして次の画面に移りましょう。
今後20歳以上という条件が18歳以上に変更される可能性はありますが、現在は20歳以上という年齢制限があります。
口座開設手順③「確定申告方法の選択/本人情報の入力」
次は確定申告の方法です。
一般的にサラリーマンとして働いている人やアルバイトの人達は、確定申告のことをご存知ない人も多いと思います。
分からない場合は「LINE証券に任せる」をタップして個人情報の本人情報の入力に移りましょう。
本人情報の入力では、「名前」「生年月日」「性別」「住所」「職業」の5つの情報を入力する必要があります。入力後は「入力内容の確認」画面が出てくるので、記入ミスがなければ「確認する」で次に進みましょう。
確定申告とは?
口座開設手順④「SNS認証/投資方針の選択」
次に電話番号の入力を求められます。
入力が済んで「OK」ボタンをタップすると、入力した電話番号宛にSNSコードが送信されます。
送信されたSNSコード4桁を入力画面に入力しましょう。
入力後に「OK」ボタンをタップすれば、次は投資方針の選択画面に切り替わります。
投資方針の「安定運用」とは、安全性と収益のバランスを考慮して株式や投資信託等を取引する資産運用方法のことです。
そして、「積極運用」とは、投資対象・投資手法を限定しない積極的な運用方法のことになります。
投資経験のない初心者の人は「安定運用」から知識と経験を積んでから「積極運用」に切り替えるようにしましょう。
まだ右も左も分からない初心者のうちから、利益を求めすぎても必要以上のリスクを背負うことになりかねませんので、まずは「安定運用」で利益と取引する感覚を身に着けてから検討するようにしてください。
口座開設手順⑤「本人確認書類の登録/アップロード」
外出先で口座開設する場合には、マイナンバーカードが手元にないという人がいるかもしれません。ですが、証券会社で取引するには身分証の提出が必要になります。
もし、すぐに用意できない場合には「身分証をあとで提出する」をタップして、手元にある時にアップロードしましょう。
16桁のマイナンバーを入力後、「つぎへ」をタップして画面が切り替わると、身分証(マイナンバーカード)の表と裏の両面の写真を1枚ずつアップロードする必要があります。
この身分証の写真アップロードは、LINE証券だけではなく、他の証券会社でも必ずアップロードする必要があります。スマホで身分証が綺麗に写りきるように撮影後、アップロードしてください。
口座開設手順⑥「申込み完了/ハガキのQRコードを読み込む」
身分証の写真がアップロード完了すると、口座開設の申込みが完了します。
後は、LINEからQRコードが記載されたハガキが届きますので、届き次第QRコードをLINEアプリの「コードリーダー」で読み取りましょう。
読み取りが終了すれば、口座の開設が完了です。
個人情報の流出は大丈夫?
LINE証券での投資取引のやり方
LINE証券で口座開設が完了すると、取引をいつでも始められます。
しかし、実際に資金を運用するには、投資する銘柄(企業)を決めなくてはいけません。
「どの銘柄にするのが良いのか?」というのは投資初心者が必ず悩むポイントですが、求める利益やあなた知っている企業などによって千差万別。
安定している企業であれば、価格の変動も起こりづらく安定的な運用が可能ですが、大きな利益は期待しづらく、逆に安定性に欠けている企業なものの将来性がある場合は、大きく価格が上昇し、利益が膨らむ可能性も秘めています。
ただ、最初から利益を求めると損失が膨らむ可能性の方が高くなりますので、まずはあなた好きなジャンル(ゲームや化粧品、機械メーカー等)といった企業を選択することをオススメします。
銘柄(投資先)の検索方法
虫眼鏡のアイコンをタップすると、「3,000円以下で買える銘柄」「値上がり率」といった他の投資業者にない初心者に優しく、分かりやすい有望な銘柄を検索することが可能になっています。
あなたが好きなジャンルで銘柄を選ぶといった方法以外、あなたが運用する資金で購入可能な銘柄の検索、今後の銘柄の期待値(値上がり率)といった要素の様々なカテゴリーから、気になる銘柄を探してみましょう。
そして、気にある複数の銘柄候補に出し、銘柄の左にあるプラスボタンをタップ。銘柄が「お気に入り」に登録されますので、トップ画面からいつでも選択した銘柄の状態を把握可能になります。
資金を入金する方法
LINE証券で投資するためには資金を入金しなければいけませんが、入金方法は2通りあります。
入金方法①「LINE Pay」
LINEPayでの入金方法は、LINE証券画面右下にある「メニューアイコン」をタップしてメニューを表。そして、「入金」を選択するだけです。
あとは、実際に入金したい金額を入力すれば、あなたのLINEPayアカウントから入金することができます。ただ、LINEPayから入金するためには、事前にLINEPayに登録してアカウントのタイプを「LINE money」に変更する必要がありますので、注意しましょう。
アカウント対応の変更には本人確認が必要になります。
入金方法②「銀行口座」
銀行からの入金方法も簡単です。
入金額を入力し、画面上部にある「LINEPayから入金」をタップすれば、入金方法の選択が可能になります。
リストで表示される入金方法から「入金専用口座」を選び、表示される銀行口座宛に入金額を振り込めば、運用資金の入金は完了となります。
初心者が覚えるべき基本的な使い方(買い方)
運用する資金の入金を済ませたら、実際にその資金を使ってあなたが決めた銘柄(企業)を購入しましょう。
売買方法は簡単で、まずは銘柄詳細ページにアクセスしましょう。その後、株価や業績を確認。
「買う」ボタンをタップして購入する株数を入力すればOKです。
もしも残高が足らない場合は再度入金する必要がありますが、利用しているLINEPayの残高や銀行口座からすぐに入金が可能で、取引は平日の21時まで可能となっています。
LINE証券で売買可能な銘柄
■国内ETF(上場投資信託)15種類(証券コード 銘柄名)1306 TOPIX上場 ETF1309 中国株式50ETF1321 日経225ETF1343 東証REIT ETF1357 日経Wインバース ETF1482 米国債7-10年ETF1540 金ETF1545 ナスダック100 ETF1546 NYダウETF1552 VIX短期先物ETF1570 日経レバレッジ ETF1655 S&P500ETF1678 インド株式50ETF1699 原油ETF2522 ロボットETF■日本の有名企業200社(証券コード 銘柄名)1332 日本水産1605 国際石油開発帝石1801 大成建設1925 大和ハウス工業1928 積水ハウス1951 協和エクシオ2120 LIFULL2121 ミクシィ2127 日本M&Aセンター2157 コシダカHD2181 パーソルHD2229 カルビー2267 ヤクルト本社2269 明治HD2296 伊藤ハム米久HD2317 システナ2326 デジタルアーツ2371 カカクコム2412 ベネフィット⋅ワン2413 エムスリー2432 ディー⋅エヌ⋅エー2501 サッポロHD2502 アサヒグループHD2503 キリンHD2587 サントリー食品インターナショナル2593 伊藤園2670 エービーシー⋅マート2702 日本マクドナルドHD2768 双日2802 味の素2811 カゴメ2897 日清食品HD2914 日本たばこ産業2931 ユーグレナ3038 神戸物産3048 ビックカメラ3064 MonotaRO3088 マツモトキヨシHD3092 ZOZO3099 三越伊勢丹HD3197 すかいらーくHD3289 東急不動産HD3382 セブン&アイ⋅HD3402 東レ3407 旭化成3479 ティーケーピー3543 コメダHD3563 スシローグローバルHD3668 コロプラ3679 じげん3697 SHIFT3769 GMOペイメントゲートウェイ3861 王子HD3923 ラクス3926 オープンドア3932 アカツキ3966 ユーザベース3990 UUUM3993 PKSHA Technology4005 住友化学4063 信越化学工業4188 三菱ケミカルHD4307 野村総合研究所4324 電通4344 ソースネクスト4348 インフォコム4384 ラクスル4385 メルカリ4452 花王4502 武田薬品工業4565 そーせいグループ4578 大塚HD4587 ペプチドリーム4661 オリエンタルランド4666 パーク244680 ラウンドワン4689 ZHD(旧ヤフー)4739 伊藤忠テクノソリューションズ4751 サイバーエージェント4755 楽天4901 富士フイルムHD4911 資生堂4921 ファンケル4927 ポーラ⋅オルビスHD4974 タカラバイオ4996 クミアイ化学工業5019 出光興産5020 JXTGHD5108 ブリヂストン5202 日本板硝子5233 太平洋セメント5301 東海カーボン5332 TOTO5401 日本製鉄5711 三菱マテリアル6027 弁護士ドットコム6080 M&Aキャピタルパートナーズ6098 リクルートHD6146 ディスコ6184 鎌倉新書6235 オプトラン6301 小松製作所6326 クボタ6367 ダイキン工業6370 栗田工業6383 ダイフク6457 グローリー6460 セガサミーHD6472 NTN6501 日立製作所6503 三菱電機6506 安川電機6572 RPAHD6594 日本電産6645 オムロン6752 パナソニック6754 アンリツ6758 ソニー6861 キーエンス6902 デンソー6954 ファナック6981 村田製作所7011 三菱重工業7012 川崎重工業7013 IHI7172 ジャパンインベストメントアドバイザー7182 ゆうちょ銀行7201 日産自動車7203 トヨタ自動車7261 マツダ7267 本田技研7270 SUBARU7272 ヤマハ発動機7309 シマノ7412 アトム7453 良品計画7532 パンパシフィックHD7545 西松屋チェーン7550 ゼンショーHD7564 ワークマン7581 サイゼリヤ7606 ユナイテッドアローズ7616 コロワイド7701 島津製作所7733 オリンパス7747 朝日インテック7751 キヤノン7832 バンダイナムコHD7936 アシックス7956 ピジョン7974 任天堂8002 丸紅8031 三井物産8035 東京エレクトロン8050 セイコーHD8053 住友商事8058 三菱商事8111 ゴールドウイン8113 ユニ⋅チャーム8114 デサント8179 ロイヤルHD8267 イオン8306 三菱UFJ FG8316 三井住友FG8411 みずほFG8591 オリックス8628 松井証券8750 第一生命HD8766 東京海上HD8771 イー⋅ギャランティ8801 三井不動産8802 三菱地所9005 東急9022 東海旅客鉄道9024 西武HD9041 近鉄グループHD9064 ヤマトHD9086 日立物流9104 商船三井9142 九州旅客鉄道9201 日本航空9202 ANAHD9433 KDDI9434 ソフトバンク9437 NTTドコモ9474 ゼンリン9501 東京電力HD9531 東京ガス9602 東宝9603 HIS9616 共立メンテナンス9681 東京ドーム9684 スクウェア⋅エニックス⋅HD9697 カプコン9735 セコム9766 コナミHD9843 ニトリHD9861 吉野家HD9983 ファーストリテイリング9984 ソフトバンクグループ引用元:LINE
現在の銘柄は他の証券会社に比べるとかなり少ないですが、今後の利用者増加を踏まえ、購入可能な銘柄も増えていくと思います。
ただ、銘柄は少ないものの、普通の株式投資と比べて購入枚数が決まっていないのは、投資初心者にも参入しやすく、運用が容易な理由です。
本来の株取引では最低単元数が決まっています。
つまり、購入するにあたって「最低でも100枚は買ってください」というような制限がなく、好きな枚数を購入することができるので、普通の株式取引に比べると少ない資金から運用できることがLINE証券の強いになります。
ETFとは?
LINE証券で取引すべき3つのメリット
もともとLINEには、LINEスマート投資というサービスがあり、テーマを選ぶだけでロボアドバイザーが自動的に銘柄の選定と運用を行ってくれる運用方法がありました。
しかしLINE証券では、あなた自身が銘柄を選択して取引、運用します。
つまり、売買タイミングを自らで判断することができるわけです。
この自身で売買タイミングを計るということは、最も利益が発生するポイントで儲けを出すことが可能になるという積極的な運用が可能になります。
あなた自身が投資家として株式取引で資金を運用するにあたって、LINE証券を利用した方が良いメリットを3つお伝えしていきたいと思います。
なぜ、LINE証券が初心者投資家にとってオススメなのか知っておきましょう。
メリット①「有名企業に少額投資ができる」
本来の株式投資では、大手企業などの株価が安定している銘柄に投資するには大きな資金が必要になります。
例えば、株式投資においては購入する数のことを単元と呼び、1単元は100株や1000株など投資銘柄によって変化しますが、最低1単元の量を購入する資金がなければ投資することすら不可能でした。
表示されているその価格で買えるわけではなく、最低量買わなければいけなかったので、単純に100円の株価の銘柄最低単元数が1000株の場合は、10万円の資金が必要になるわけです。
ただ、株価は優良企業(株価が安定)ほど高く、投資初心者が購入するにはハードが非常に高いものでした。
しかし、LINE証券で売買すれば、3000円以下などの一定金額で購入可能な銘柄も購入できるほか、成長率なども確認することが可能です。
投資を始めたばかりの初心者なら、「どの銘柄や商品を選べば良いのか分からない」「始めから大きな資金で運用するのは怖い」「投資する判断基準で迷う」といった興味はあるものの、なかなか投資を始められない人や、知識がなくて損失を出すのが怖いという人まで直感的に銘柄選択が可能になっています。
また、ガッツリ投資を始めるわけではないけど、運用体験したみたいという人も多かったはずです。LINE証券での少額投資は、安ければ数百円からの売買が可能ですし、1株単位で取引も可能。
そういった投資初心者に対する「難しい」を取り除いたLINE証券は、少額で株取引を体験でき、気軽に投資の経験を積むことができるので、今後の運用で大きな資金を使って取引するまでの、投資家としてのスキルを磨くことできます。
単元株とは、通常の株式取引で売買される売買単位のことです。単元は、ある一定のルールをクリアすれば企業が自由に決めることができるので、1単元の株数は銘柄によって異なりますが、1株、100株、1,000株が一般的です。
通常の株式取引では、この売買単位の整数倍で取引が行われます。例えば1単元が100株の場合、売買は100株、200株、300株…と100株単位で行われ、150株など単元の整数倍以外の株数での取引は行うことはできません。
以前は単位株制度というもので売買単位が決められていましたが、2001年の商法改正から現在の単元株制度に移行されました。引用元:SMBC日興証券
メリット②「日中忙しくても夜間取引ができる」
LINE証券では、日中の取引時間以外にも夜間取引で17時から21時まで可能になっています。
おそらく投資未経験者にとっては「それがどうメリットになるの?」と思うかも知れません。
しかし、株式投資では、取引可能な時間が前場の9時~11時半、後場の12時30分~15時というように取引できる時間が非常に限られていました。
これでは日中働いているサラリーマンの方は取引ができません。
LINE証券では、日中の時間に加えて夜間も取引ができるようになっているため、「働く世代」や「子育て世代」でも都合の良いタイミングで売買を始めることができます。
つまりLINE証券では、スマホで取引がどこでも出来るほか、取引時間も大幅に増えているので自由度が高く、投資初心者でも自身の都合に合わせた売買ができる強みがあります。
LINE証券の取引時間
- 日中の取引可能時間➔「9時~11時20分」 「11時30分~12時20分」 「12時30分~14時50分」
- 夜間の取引可能時間➔「17時~21時」
夜間の取引が21時まで可能であれば、帰宅途中の電車の中や自宅に着いてからの取引も可能です。仕事が終わったあとにゆっくりと銘柄を選ぶことができるので、投資のハードルも初心者にとっては優しいものになっています。
メリット③「LINEPayの残高から入金ができる」
LINE証券で運用する資金は、銀行振込だけではなく、LINEPayでの残高からも入金が可能になっています。
普段の買い物やサービスの利用で貯まったLINEポイントを利用してLINEPayにチャージし、LINE PayからLINE証券にチャージすれば、運用資金として売買することができる点も投資初心者には優しいポイント。
普段LINE Payを利用することが多い人にとっては、ポイントで株を購入することができるので、普段の買い物のポイントバックで投資を体験することができます。
LINE証券のデメリット
投資未経験の初心者にとってはメリットだらけのように感じるLINE証券ですが、デメリットも存在します。
資産を安全に運用するためにも、メリットだけではなく注意するべき点もしっかりと理解して投資を始めましょう。
デメリット①「投資出来る銘柄が少ない」
他の投資業者に比べると少額で投資出来る点や取引時間も多いという利点がありますが、投資できる銘柄が少ないのはLINE証券のデメリットです。
LINE証券で購入可能な銘柄は、国内の有名企業約100社と国内ETF9種類のみと非常に少ないです。迷いづらく、安定しているというメリットは、言い換えれば選べる銘柄の少なさを表しています。
また、少ない資金で投資することが可能ですが、信用取引のように株や資金を借りて取引することも不可能になっています。LINE証券は初心者向けのサービスになっているので、必要以上の損失がでないようなに配慮されているのでしょう。
投資経験者やある程度取引に慣れた投資家にとっては、物足りなくなってしまうこともあるかもしれません。
デメリット②「NISAやiDeCoの非課税サービスには非対応
投資で得ることができた利益には税金がかかります。
その税金が非課税になるNISA(ニーサ・少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)が非対応になっています。
国内業者を利用した場合に投資でかかる税金は約20%です。
これがなくせると大きいのですが、現在のLINE証券ではこれらの非課税サービスが利用できません。
デメリット「LINE証券はスプレットが上乗せされている」
LINE証券での売買手数料は無料になっていますが、売買手数料とは別にスプレットという手数料があります。
株式取引では、証券会社で株を売買する際に今の株価が表示され、その価格をもとに売買します。しかし、LINE証券では、株を買う価格と売る価格の2つが別々に表示されており、この2つの値段にはスプレットという手数料があらかじめ上乗せされて表示されています。
手数料を意識する必要がありませんが、スプレットが既に含まれた価格になっているので、全く手数料がないわけではないということは理解おきましょう。
LINE証券の評判・口コミは良い?悪い?
全体的にLINE証券に対する口コミや評判で多いのは、未経験者のイメージといったものが多く、実際に取引結果や売買の感想などの口コミは少なくなっています。
まだまだ新しく出たLINEのサービスになるので、そこまで活発に投資家デビューしている人が少ないようです。手探り感が強く、投資に対するマイナスイメージが先行しつつも、楽しみにしている人も多くいるのが現状となっています。
LINE証券についてのまとめ
如何だったでしょうか?
LINEが新しく始めたサービスであるLINE証券は入金方法や取引時間といったメリットのほか、投資初心者でも銘柄選択で迷わないような優しいサービスになっています。
かつてLINEでは「スマート投資」という資産運用のサービスがありましたが、今回新しく始まったLINE証券では自身で積極的に売買し、投資家としても成長できるものになっています。
新しく始まったサービスであり、金融教育のない日本では投資に対する偏見や先入観も多分ある口コミもありますが、LINE証券自体は少ない資金で投資を始めることができる初心者にとっては非常にハードルの低いものになっています。
老後の年金問題や人生100年時代に向けて色々な対策が日本でもされていますが、あなたもこれを機にLINE証券で将来に向けた資産の運用を検討してみては如何でしょうか。
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