私達の生活で、コミュニケーションツールとして今では浸透しているLINE。
日頃利用している人も多く、あなたもその中の1人のはず。
その利用率は非常に高く、ソーシャルメディアの中では最も利用者が多いのは言うまでもありません。
年齢別SNS利用率
引用元:総務省
将来を担う10代・20代の利用率が最も高く、その他の年代も生活や仕事に連絡ツールとして利用されており、今では私達の生活に欠かせないアプリになったLINEですが、スマホで投資できる「LINE証券」が8月に誕生しました。
ただ、私達の身近にあるLINEと投資が結び付けられたとしても、「投資を始めてみよう!」とは思わないはずです。
なぜなら、ほとんどの人が投資自体のことを知らず、簡単に始められるといっても自己資金で始めるには分からないことだらけ。
だからこそ不安に感じてしまいます。
結果的になかなか取引を始めることができないし、どうやるのかやり方も分からない人が大多数なはずです。
今回の記事では、LINEが新しくはじめたサービスである「LINE証券」についてどういったものなのかお伝えしていき、実際に投資初心者がどのように始めたらいいのかというやり方をご紹介していきたいと思います。
また、投資は他の業者でも利益を出すことや取引は可能ですが、「LINE証券」で取引をするメリットも3つお伝えしていきたいと思います。
あなたが「LINE証券」で投資を始めようか考えているものの、やり方やうまく投資できるかといった不安を抱えているなら、損失を出さないためにも「LINE証券」の始め方と運用のメリットをしっかり理解してから取引を開始しましょう。
LINE証券について
そもそも「LINE証券」とは?
LINEは知っていても、「LINE証券ってなに?」という人は意外と多いかも知れません。
テレビのCMやYouTubeの広告で流れている「LINE証券」の宣伝PVを、もしかしたら一度は見たことがあるという人もいると思います。
「LINE証券」は、LINEの子会社であるLINE Financialと金融業者の介野村證券で知られる野村ホールディングスが立ち上げたスマホ投資サービスになっています。
LINE Financial株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:齊藤 哲彦)と野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:永井 浩二)は、証券ビジネスを中心とした金融事業における業務提携の一環として締結した合弁契約書*1に基づき、2018年6月1日に合弁会社「LINE証券設立準備株式会社」を設立し、その後、第一種金融商品取引業登録を終え、2019年6月24日に「LINE証券株式会社」へと商号変更を行った上で、サービス開始の準備を進めておりました。
LINE証券株式会社は、「LINE」が持つ豊富なユーザーベースとテクノロジーの高さ、および、スマートフォンに適したユーザビリティの高いデザインと、野村グループが培ってきた金融ビジネスのノウハウを活かし、ユーザーの資産形成を中心とした潜在的なニーズに応える新しい総合証券サービスの提供を目指しております
引用元:LINE
簡単に取引でき、気軽に運用できるという点でLINE、運用のノウハウやシステムなどは野村證券という、日本で最も有名なソーシャル・ネットワーキング・サービスと金融業界でも大手の二社による新サービスが「LINE証券」というわけです。
LINE証券誕生の背景
引用元:LINE
昨今、「人生100年時代」という言葉を頻繁にテレビニュースやインターネットの記事で目にすることが多くなりました。
今の「働く年代」の多くは、将来に対して雇用の崩壊や年金制度の持続性を疑問視する声が増え、不安に感じている人も多くいるはずです。
この時代の流れをうけ、お金との向き合い方を考える必要性があることから、自らが資産形成・投資の必要性を認知しているものの、「なにを選んだらいいのか分からない」「知識がないから投資が怖い」「取引が複雑で難しそう」「運用資金が多く用意できない」といった理由から、必要性を感じながらも投資を始めることができない人が多くいました。
あなたも年金や将来に対する不安を感じていても、投資でその資産を賄うという考えはなかったはずです。仮にあったとしても、投資経験はない人がほとんどでしょうから、なかなか取引まで踏み切るのは勇気がいるはずです。
そんな投資に対して、さらに「資金不足」「取引時間不足」「自由度不足」といった3つの不足(投資へのハードル)もあり、投資に対して一歩を踏み出すことができないという人は過去に多くいました。
LINEは、今では月間利用者8100万人を超えるコミュニケーションアプリです。
投資未経験者や投資初心者に対して、誰にでも簡単で便利・わかりやすいシンプルなサービスを提供し、不安を払拭しようと試みて野村證券とタッグを組んだのが「LINE証券」というわけです。
LINE証券で投資を始める方法
「LINE証券」で資産運用を始めるには、当たり前ですがいきなり資金を入金して取引を始めることができません。
まずは取引専用の口座を開設してから、その口座への入金をして初めて取引が可能になります。
「LINE証券」の良いところは、日頃私達が使っているLINEから口座開設手続きを全て行うことができるところです。
他のホームページや説明画面にページを移動することが少ないため、迷うことがなく、簡単な手順で口座開設まで行える流れができています。
LINE証券口座開設の大まかな手順
- LINEアプリ内の「ウォレット」タブから「証券」をタップ
- LINE証券のトップ画面「口座開設(無料)」のリンクをタップ
- 必要情報を入力後に4営業日程度で簡易書留ハガキを届く
- 簡易書留ハガキのQRコードを読み取りLINE証券にアクセス
大まかな流れは4つだけですが、入力する内容は個人情報やアンケートなど。
マイナンバーカードも必要になります。
次は実際にいつでも取引を始められるように「LINE証券」での口座開設方法をより詳しく解説していきたいと思います。
最短約3分で完了「LINE証券」の口座開設方法
引用元:LINE
「LINE証券」の口座開設に必要なものは、マイナンバーカードのみになります。
他の投資関係の証券会社では、公共料金の支払い明細などの住所が確認できるもの、マイナンバーに加えて免許書などの身分証明書の提出を求める会社もありますが、「LINE証券」ではLINEアプリから個人情報を入力し、後はマイナンバーカードをスマホから写真を撮って送信するというシンプルな流れになっています。
口座開設手順①「LINEアプリから証券」をタップ
まずは、スマホのLINEアプリからウォレットのタブをタップしましょう。
画面が切り替わったら、「証券」と書かれたチャートマークがあるはずですのでタップ。「証券」をタップする「はじめる」と表示された画面になりますので、タップして口座開設画面に移ってください。
そうすると、LINE証券の口座開設画面に切り替わりますので、「口座開設(無料)」をタップして口座開設のための利用規約と条件を確認しましょう。
口座開設手順②「利用規約/条件確認」
利用規約を把握したら、「全てに同意する」をタップしてください。
そうすると、自動的に全ての項目にチェックが入りますので、OKボタンをタップして次に進みましょう。
利用規約の確認が終わると、次は「条件」確認です。
LINE証券で口座開設するための条件は3つになります。
- 日本国籍を持っている
- 20歳以上70歳以下である
- 外国の重要な公的地位(外国PEPs)ではない
おそらく、ほぼ全ての人が問題ないと思いますので、問題なければ「はい」をタップして次の画面に移りましょう。
今後20歳以上という条件が18歳以上に変更される可能性はありますが、現在は20歳以上という年齢制限があります。
口座開設手順③「確定申告方法の選択/本人情報の入力」
次は確定申告の方法です。
一般的にサラリーマンとして働いている人やアルバイトの人達は、確定申告のことをご存知ない人も多いと思います。
分からない場合は「LINE証券に任せる」をタップして個人情報の本人情報の入力に移りましょう。
本人情報の入力では、「名前」「生年月日」「性別」「住所」「職業」の5つの情報を入力する必要があります。入力後は「入力内容の確認」画面が出てくるので、記入ミスがなければ「確認する」で次に進みましょう。
確定申告とは?
口座開設手順④「SNS認証/投資方針の選択」
次に電話番号の入力を求められます。
入力が済んで「OK」ボタンをタップすると、入力した電話番号宛にSNSコードが送信されます。
送信されたSNSコード4桁を入力画面に入力しましょう。
入力後に「OK」ボタンをタップすれば、次は投資方針の選択画面に切り替わります。
投資方針の「安定運用」とは、安全性と収益のバランスを考慮して株式や投資信託等を取引する資産運用方法のことです。
そして、「積極運用」とは、投資対象・投資手法を限定しない積極的な運用方法のことになります。
投資経験のない初心者の人は「安定運用」から知識と経験を積んでから「積極運用」に切り替えるようにしましょう。
まだ右も左も分からない初心者のうちから、利益を求めすぎても必要以上のリスクを背負うことになりかねませんので、まずは「安定運用」で利益と取引する感覚を身に着けてから検討するようにしてください。
口座開設手順⑤「本人確認書類の登録/アップロード」
外出先で口座開設する場合には、マイナンバーカードが手元にないという人がいるかもしれません。ですが、証券会社で取引するには身分証の提出が必要になります。
もし、すぐに用意できない場合には「身分証をあとで提出する」をタップして、手元にある時にアップロードしましょう。
16桁のマイナンバーを入力後、「つぎへ」をタップして画面が切り替わると、身分証(マイナンバーカード)の表と裏の両面の写真を1枚ずつアップロードする必要があります。
この身分証の写真アップロードは、LINE証券だけではなく、他の証券会社でも必ずアップロードする必要があります。スマホで身分証が綺麗に写りきるように撮影後、アップロードしてください。
口座開設手順⑥「申込み完了/ハガキのQRコードを読み込む」
身分証の写真がアップロード完了すると、口座開設の申込みが完了します。
後は、LINEからQRコードが記載されたハガキが届きますので、届き次第QRコードをLINEアプリの「コードリーダー」で読み取りましょう。
読み取りが終了すれば、口座の開設が完了です。
個人情報の流出は大丈夫?
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