FXを始めるというと、ほとんどの周囲の人は「危ない」と言います。
そして、同時に「やめておいたほうがいい」と発言します。
インターネットなどでも調べてみると、「50万円損した」「借金を背負った」という負けた発言や「やってみたけど勝てるわけがない」という、本気で取り組んだからこそのコメントまでネガティブな内容が目立ちます。
失敗談が山ほど目に入ってくると、漠然とFXは危ないと思ってしまう初心者の人もいるのではないかと思います。
同時に、最近ではSNSで「必ず儲かります」といった未経験者を騙すような投稿まであるので、調べずにSNS経由でFXを始めてみようと思った素人は取引で資金を失う以外のリスクも背負う可能性があります。
今回の記事では、FXという投資は危ないものなのか?ということをお伝えするとともに、FXを取り組むにあたって伴うリスクを解説していきたいと思います。
FXで本当に利益を得るためにも、始める前に危険性をしっかりと認識しておけるようにしましょう。
FXは危ない投資ではない
FXが危ないかといえば、リスクも運用計画も考えずに取引すれば危ないです。
しかし、適切な手順を踏みながら知識を得て利益を出すための練習を行えば、必ずしも危なくないといえます。
危ない取引になるかは本人次第というのもありますが、これは例えるのなら、車の運転と同じですし、子供にナイフや包丁を何の説明もせずに使わせるといったものと同等の危険性があります。
危ないとばかり考えて避けていると、将来的に「あのとき少しでも良いから資金を運用しておくんだった…」と後悔する結果になるかもしれません。
もちろん、FXに100%はありませんのでリスクはあります。
しかし、そのリスクと向き合いながらもどんな危険性があるのかを知ったうえで少しずつ正しい取引方法を理解すれば、冒頭で説明したような大きな損失を出すリスクを極端に落とすことができます。
FXはきちんと危険を回避すれば、むしろ堅実な投資方法といえます。
FXが危ないと思う人が気にしているのは、取引で「損」をする場合があるからでしょう。
しかし、取引毎に利益が出せるなんてあり得ない話ですし、取引を重ねることで必ず損失を出すことがあります。それでも1週間や1ヶ月、または1年という期間で考えて運用するからこそ投資であり、ギャンブルとは違って危険性の少ない増やし方をすることが可能になります。
取引を行うなかで、ときには損失を出す取引があってそれをコントロールし、トータルで利益を積み上げていくのが投資です。
損失は利益を生むための経費と考えるようにしましょう。
1回の損失だけに注目するのは、投資にも経費がかかることを配慮していないからでしょうし、FXを一発勝負と思っているからに他なりません。
FXは取引技術と損失管理で利益を積み重ねていく地道なもので、ギャンブルのような1回で勝負をつけるものではないとしっておいてください。
知識をつけると損失が拡大しないための安全装置を何重にもつけることができるため、FXにおけるリスクを抑え、損失を出してしまう危険性を下げることができます。そもそも、あなたが口座を開設してFX取引をする日本の会社は金融庁の監督下にあり、個人の資産を守るための厳格な規制と規約が義務付けられているので、FXは決して危ないものではありません。
FXが危険だといわれる3つの理由
危ない投資ではないにもかかわらず、FXが危ないといわれているのには理由があります。
「火のないところから煙は上がらない」というように、FXには危ない要素があり、それを事前に知らないからこそ不必要なリスクを負う危険性が上がります。
一度は頭に思い浮かべた人がいるかもしれませんが、FXには詐欺を行う人や取引のなかで儲けに目が眩むといった外部と内部から危険な要素が潜んでおり、これを知らないのと知っているのではあなたの資金を守るのに大きな差になります。
なぜFXを危ないと思っている人が多いのか、そして危ないといわれる理由をまずは知っておき、危ないという認識で避けるのではなく、危険性とリスクを充分に理解してから取引で利益を出せるようにしてこそ初めて投資家として一人前になれます。
①高額商材や詐欺で騙されるリスク
「少しでも早く稼ぎたい」
「損失から利益に転じるため」
「自分自身の力では稼ぐ方法を見つけられない」
理由は様々ですが、最も損失を出してしまう人に多い傾向が商材を購入したり、自称プロトレーダーに騙されたしまった人たちです。
初心者に最も多い傾向になりますが、FX取引による損失ではなく外部要因で取引する資金すら失ったというひとも多くいます。商材はネットで多く売られていますが本当に利益が発生するものは全体の5%未満になります。100人購入した投資家がいれば5人しか稼げる商材を見つけられるひとがいないということです。
これだけ稼げない商材がある理由は、単純に商材を販売すれば知識のない初心者や興味のあるひとは買うだろうという、そもそも利益を発生することを前提に良いものを販売するのではなく、販売すれば買うひとがいるだろうという思惑からです。
また、インターネットでFX関係のことを検索すると多く目にしますが「プロトレーダー」「元証券マン」「元金融トレーダー」という表記された自己紹介をしているひとが多い存在しています。
元々金融関係で働いていた人がネットで探して多く出てくるのは、自称しているからだと考えておいてください。インターネットで調べたらたまたま金融関係に努めていたひとがいる。
そんな人たちが頻繁にネットで取引のことを記事にしているわけがありません。
金融関係で働いていたということはいわばエリートです。
そして、そういった人たちがなぜかあなたに色々教えてくれたり、コンサルティングをしますと言うわけがないのですが、初心者や勝つことができない投資家が信じてしまい、少なくない資金を騙されてしまうという人がいます。
これは最も私が相談される事の多い事案ですので、くれぐれも気をつけておきましょう。
②損失管理・メンタルによる損失リスク
FX初心者や取引に慣れてきた中級者が利益を発生させられない原因は、損失管理能力の低さやメンタル的なスランプが関係しています。
利益を出せないまでなら良いものの、メンタルを乱した取引は過剰な取引回数や取引金額へと変わります。つまり、あなた自身が取引を行う中で不安・欲・自信といった感情の起伏から根拠のない取引を行ってしまい、取引内容が常に変わっている状態です。
これでは安定性がありませんし、相場状況によっては大きく損失を出してしまいます。
そして、そういったメンタルの乱れというのは必ず取引の中に現れます。
勝率表や損失管理表などで見返してみると明らかに変化があると気づく投資家もいれば、損失管理表などをそもそもつけていないため、その時その時の損益しか考えていないという人すらいます。
特の初心者が失敗する原因は、後者の勝率表や損益管理表を記入する癖がない人です。
メンタルによって行われた取引は結果でしか判断しない人も多く、「以前はここで勝った」「ここでいつも負ける」といった具体性のない反省が多い傾向があります。
これでは計画に沿った取引を行うことは難しいですし、メンタルというのは形がないために気づくのも難しいですよね。
感情に任せた取引で一気に大きな損失を発生させる投資家もいます。
しかし、メンタルや取引の過程(損益管理表)を見ることで問題の発見が容易になるので、余計なリスクを出さずにメンタルを修正することができます。FX取引の中では、あなた自身が気づかない変化もしっかりと確認できるように損失管理を行い、メンタルが乱れた場合の対処方法も考えておきましょう。
③運用計画の考えないハイリターンが生むリスク
FXは投資であり、資産を運用する金融商品取引の1つです。
世界中の人が取引を行い、また経済状況など様々な要因で動くため確実といったものは存在しません。
だからこそ危険性を理解し、出来る限りリスクを下げた運用をする必要があるのですが、多くの人が利益を中心に考えて、投資ではなくギャンブルのような目先の取引で利益を得ることしか頭にない人がいます。
取引の舞台になっている為替市場は、FXで運用するにあたって下記のような細かいリスクも含まれています。
(1)相場変動リスク
外国為替証拠金取引は、外国為替相場や金利が自分の想定と逆の方向に動いた場合には、短期間のうちに差し入れた保証金以上の損失が発生する可能性があります。
また、取引を継続しようとする場合に追加の保証金を求められたり、決済時に保証金以上の損失が発生している場合には損失相当額を清算するために、差し入れた保証金以上の資金を求められたりする可能性があります。
(2)金利変動リスク
外国為替証拠金取引では、売り建てている通貨と買い建てている通貨の金利差調整額(スワップポイント)の受払いが日々発生します。スワップポイントはそれぞれの通貨の短期金利に応じて日々変動するため、金利の動向によっては、取引を始める際に期待していたようなスワップポイントを受けられない場合があります。
また、金利の動向により為替相場自体が大きく変動する場合があります。
(3)流動性リスク
外国為替証拠金取引では、マーケットの状況により、保有ポジションの決済や新たなポジションを買い建てる(又は売り建てる)ことが困難になることがあり、流動性の低い通貨の取引を行う際には希望する価格で取引ができないなどの不利益を被ることがあります。
(4)システムリスク
外国為替証拠金取引がインターネットなどのシステムを通じて行なわれる場合、システム障害により取引が遅れる又は取引ができないなどの支障が生じる場合があります。
(5)信用リスク
外国為替証拠金取引業者は、取引において業者自身に損失が発生する場合があり、業者が破綻に至った場合には、顧客に不利益が発生する可能性があります。
取引の内容は、取引が業者との相対取引の形態をとるもの、取引所へ注文を取次ぐ形態をとるものなど業者によってさまざまであり、提供されるサービスに係る約款などをよく理解して取引することが重要です。
引用元:金融庁
このように投資家の力以外でも損失が出るリスクが発生するなかで、100%の存在しない世界で危険性を理解することは重要なのですが、理解できずに大きなリターンを求めている初心者投資家が非常に多くいます。
投資であるのですから、現実的な数字をもとに資金を運用する必要があります。
最近では仮想通貨のような凄まじい倍率で利益が発生する投資が注目されたこともあり、月利100%や200%という数字が当たり前に実現できると勘違いしている初心者もいます。
しかし、ファンドなどのプロが運用する資産運用でも年利が3〜5%です。
専業トレーダーと違い、顧客の資金を預かっている関係で積極的な取引を行えないという弱点がありぱっとしない成績ですが、それでも確実性を追求した運用で金融商品となっています。
もちろん専業トレーダーであれば5%〜20%程度はリスクを抑えつつも出すことができますが、仮想通貨のように大きな利益率ではないため、仮想通貨から投資を知ったという初心者は物足りなくなってしまうかもしれません。
それだけ仮想通貨が他の金融商品と違うという点もあるのですが、投資というのは運用する計画をもとに取引するからこそ確実性を帯びてくるであって、決して明日明後日で大きな利益が得られるギャンブルのようなものではないと理解しておいてください。
投資とは、半年・1年・10年と期間を設けてリスクを下げていくことで、地道に増やすお金の働かせ方です。
FXでリスクを抑えた運用計画の例(元本20万円)
運用期間 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 |
---|---|---|---|---|
月利5% | 321,667円 | 565,000円 | 808,333円 | 1,416,667円 |
月利10% | 443,333円 | 930,000円 | 1,416,667円 | 2,433,333円 |
月利20% | 686,667円 | 1,660,000円 | 2,633,333円 | 5,066,667円 |
仮に元本を20万円からFXを始めたとします。
月利5%〜20%を安定して出すことができれば、1年〜10年の間で上記のように20万円が大きくなります。
もちろん、リスクを少しでも落としたいのであれば運用期間が長くするか、資金を大きくすることになりますが、それでも多くの初心者が上記の表のように運用する際の計画を考えずに、「取り敢えず月収〇〇万円欲しい」といった漠然な考えのもと取引を行っています。
目標月収をFXで稼ぎたいのであれば、どれだけのリスクを取れるのか?あるいはリスクを落として取引するのかを考えなくてはいけません。
そして、求めている利益に対して、その結果が現実的に可能な数字なのかを意識して考えていけるようにしましょう。
そうでなければ、FXで負けているといわれている8割のトレーダーの仲間入りしてしまうかもしれません。
FXのデメリットを理解して危険性を下げる方法
FXは24時間取引ができたり、少ない資金でもレバレッジを使うことで大きな利益を生む出すことができますが、メリットだけではなくデメリットもしっかりと理解しておかなくてはいけません。
そうでなければ、FXで資金を運用する危険性を顧みない危険な取引を無意識に行ってしまう可能性があるからです。
「利益が出たら旅行に行ったり、趣味を充実させたい」といった想像はモチベーションを上げるためには必要不可欠ですが、それでも多くのFX初心者がメリットの多さから始めてデメリットを軽視しがちになってしまいます。
メリットは少し見方を変えればデメリットにもなり得ますので、FXを始める初心者が注意しておかなくてはいけないデメリットを充分に理解して危険性を下げる方法を知っておきましょう。
①デモ取引でFXにおけるレバレッジの危険性を知る
レバレッジというものがあれば、少ない資金でも何倍もの取引が可能になります。
これはFXにおけるメリットの1つですが、使い方を間違えると損失が発生しやすく資金を全て溶かしてしまうデメリットと化してしまうので要注意です。
仮に10万円を資金として考えるのであれば、国内(25倍)なら250万円。
海外(200倍〜1000倍)なら2000万円。
資金(証拠金)が少なくてもこれだけ大きな金額で取引することができるのであれば、大きな利益を発生させやすいので初心者なら高レバレッジに設定している傾向が多くあります。
しかし、大きな利益が出やすいということは大きな損益が発生しやすいことも意味しています。
リスク=リターン
この関係は普遍的なものであり、初心者が盲目的に見落としがちになるデメリットでもあります。
そして、いくら大きなレバレッジを使って少ない資金で運用したとしても、すぐに資金を全部溶かしてしまっていては元も子もありませんよね。
そのためにも初心者トレーダーは、レバレッジの威力をデモ取引で確認するようにしましょう。
レバレッジが200倍の場合はどれぐらいの元本・証拠金維持率が安心なのか?
全体資金に対してのロット数(購入金額)はどの程度がリスクを抑えられているのか?
取引できる金額(ロット数)が大きくなるからこそ、資金に対して過度の取引金額で売買してしまい、資金を減らしてしまう速度を早めてしまっていること。
これは初心者に多くみられる傾向ですので、デモ取引など仮想の資金で取引して損失が発生した時の対処法やリスクを抑えることができるロット数などをデモ取引で細かく確かめていきましょう。
現金での運用を始める前にデモ取引であなたの資金状況にあった基準を定めていくことが、レバレッジの危険性を最大限熟知して取引に活かせる方法になります。
一見は百聞にしかずと言いますし、まずはあなた自身でレバレッジというもの取引の中で体験してみましょう。
FXの基本は「リスク管理70%・テクニカル30%」
FX初心者が最も勘違いして勉強するポイントに、テクニカル分析(現在の値動きから将来の価格を予測すること)に比重をおいて学んでいることが挙げられます。
為替の将来の価格を予測し、差額を得るのがFXですので間違っているわけではありませんが、テクニカル分析は人によって使い方が大きくことなりますし、基礎的な分析方法以外まで手を出して取引が混乱してしまう人も少なくありません。
そして、何よりテクニカル分析で勝てる手法があると無意識に考えてしまっていることが大きな間違いです。
FXに100%はありませんので、そのやり方をひたすら使っていれば言いというものでもありませんし、そのやり方を検証する期間も非常に短いといったことが多いため、一時的に利益は発生するが安定性に欠いたやり方で損失が最終的に膨らんでしまう初心者トレーダーが多くいます。
その結果、テクニカル分析による必勝法や勝つためのやり方などを調べて情報商材やSNSなどで発信されている投稿から詐欺に引っかかってしまう結末を迎える人が多くいます。
テクニカル分析を使った売買や必勝法と謳ったやり方よりも、損失管理を徹底して学び、リスク管理に比重をおいておく事のほうが遥かにFXにおいては利益が発生しやすいので、基本的なテクニカル分析を勉強したあとはリスク管理に比重をおき取引するようにしてください。
リスク管理「保有分散でリスクヘッジを想定する方法」
FXにおいてテクニカル分析よりも大切なリスク管理とはどういったものでしょうか。
単純にリスクを想定して動くという認識を持たれている人もいるかもしらませんが、大切なのはリスクヘッジを行うことです・
リスクヘッジとは?
起こりうるリスクの程度を予測して、リスクに対応できる体制を取って備えることです。単にヘッジと呼ぶこともあります。例えば、資産運用において、資産価値が一方的に下落することを最小限に食い止めるために、先物取引を使ってリスクを回避する方法があります。現物(株式など)を買い付けると同時に、先物市場で同量の売り注文を出して、現物の値下がりが続きそうなときに、先物市場で先に売ったものを安く買い戻せば、現物取引で生じた損失をカバーできます。利益追求より価格変動リスクを抑え安定した運用をするために使われます。これがリスクヘッジです。
引用元:SMBC日興証券
簡単にいえば、投資する資金が一箇所に集中するという自体をは急激な値動きや相場に異変で大きな損失が発生してしまう可能性があるため、複数の投資先に投資しておき損失を最小限に抑えるというものです。
少し難しく感じるかもしれませんが、FXにおいては複数通貨で取引することが当てはまります。
もちろん、通貨ペア1つに投資しておくことは万が一を想定すると危険ですので、2〜3つの通貨ペアでポジションを保有しておく。そして、その中で重要なのは通貨ペアが急激に動いた時に他の投資している通貨ペアでは逆に利益が発生するポジションを保有しておくということです。
3つの通貨ペアでポジションを保有しているのであれば、3:1:1という割合で購入資金を分配して売買してもいいですし、2つの通貨ペアなら1:1もいいでしょう。
予め想定外の動きで損失が発生したときに、想定外の動きだからこそ利益が発生する通貨ペアの相性でポジションを保有しておく。
そうすれば損失が発生した売買と利益が発生した売買で損益をゼロにすることや、必要以上に損失を抱えるリスク少なくなります。
他にもリスクヘッジの方法はいくらでもありますが、それでも単純にリスクを管理するやり方の方が遥かにテクニカル分析よりも確実性があり、利益は発生させやすくなる可能性が高くなります。
テクニカル分析「初心者は基本知識で相場観を養う」
- 移動平均線
- 一目均衡表
- ボリンジャーバンド
- ダウ理論
- エリオット波動論
- オシレーター系
テクニカル分析で出てくるFXの専門用語は数え始めるとかなり時間がかかってしまいます。
上記はテクニカル分析で有名な指標の一部ですが、他にも多くの理論や値動きを予測するための指標が存在しています。
その数のテクニカル指標を網羅して学ぶのではなく、あくまで最低限知っておかなければいけない最低限の知識とあなたがずっと使い続けていく分析方法だけを勉強するようにしてください。
いくらインターネットで調べたところで常に勝ち続けることができる必勝法はありませんし、どれだけ勉強してもあなたが使える武器も多くないはずです。手に持てる武器が2つだけなように、あれもこれもと多くの分析方法を導入していては逆に取引が混乱してしまい、思うような取引ができない状態になってしまいます。
それならば、最低限の基本的知識を抑えたうえで、チャートを見続けて値動きの癖や通貨ごとの特徴など相場観を養うほうが遥かに有効的な稼ぐための手段です。
真面目は美徳ですが、正解はないのですから不確実性を合理的にできるようにリスク管理を徹底してテクニカル分析は基本的なことだけを学び、あとは相場から理解を深めていきましょう。
【まとめ】あなた次第でFXは危険度が変わる
FXが危ない言われる理由は多くの資金を失うリスクがあるからに他なりませんが、それは取引を行っている投資家自身でコントロールできるものです。
楽をして稼ぐというのは決して悪いことではありませんが、それが大きな金額を要する場合には慎重に判断できるようになる必要があります。投資家であれば運用計画からリスクを想定し、資金をすべて溶かしてしまう確率を最小限に抑えることが重要です。
リスクとリターンの関係は常に同じですが、ついついリターンにばかり目がいってしまうことも初心者なら多いはず。だからこそ技術や知識を中心とした運用で勝率にこだわるのではなく、どうすれば現在の状況から利益を発生させることができるのかを考えることが大切です。
FXでギャンブルを行う投資家はいても、投資家としてFXをしている人はかなり少ないので投資家としての運用を心がけられるようにしてください。
角度を変えるだけで見方は大きく変化するのですから、投資がどういうものなのか今一度考えてから取引を始めましょう。資金をすべて失って後悔だけが残るなんてことだけは避けるべきですから。
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