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「フォンレストルフ効果」によってFXで無意識に負け取引を繰り返す

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「フォンレストルフ効果」によってFXで無意識に負け取引を繰り返す

あなたはフォンレストルフ効果というものをご存知だろうか。

恐らく聞いたことがないひとが大多数を占めるこの効果は、心理学の1つで人の営みのなかでも無意識に働くものだ。

 

広告などのマーケティング業界で、ユーザーを誘導するために利用されることも多いこのフォンレストルフ効果は、FXという取引のなかでも非常に投資家を惑わせる要因にもなっている。

人の無意識は突き詰めていけば心理状態に大いに左右されるが、負けている投資家がFXで売買する根拠なき取引の原因の1つになることも多々あり、FX業界でもメンタルが原因で負ける人は特に知っておくべき心理学の効果の1つだ。

フォンレストルフ効果という言葉を初めて聞いたという人は多くても、実際にその体験を人生で何度も経験したことが必ずある。それほど日常などの生活においても無意識な要因となることが多い。

今回はフォンレストルフ効果がFXにどのように関わっているのか。また、負ける原因にもなるメンタルが、この効果によってなぜ生まれるのかを解説いきたいと思う。

 

フォンレストルフ効果はどういう効果なのか?

フォン・レストルフの効果

フォンレストルフ効果とは孤立効果とも呼ばれており、簡単にいってしまえば他と違うものは人の記憶に残りやすいという効果のことだ。

ドイツの精神学者であるヘドウィグ・フォン・レストルフが明らかにしたこの効果は、発明者の名前がそのまま名称にもなった効果で現在でも色々な業種で使われている。

 

集団の中で一人だけ金髪の女性がいれば、その金髪の人が記憶に残りやすい。

学生時代にノートにマーカーで文字の色を塗りつぶした経験がほとんどの人にはあるだろうが、その一部を塗りつぶすのも記憶に残りやすくする効果があり、その効果と同じである。同じ文字の羅列で1つだけ違う文字と色で表記してあれば、嫌でも目に止まり、記憶にも残りやすい。

 

この効果は企業のマーケティング部門でも使われ、フォンレストルフ効果を使って商品の差別化を図り、ほかと明らかに違うことを「売り」として商品開発や販売を進めることもある。

 

それほど私達の日常生活の中でも、1つだけ違うというものが印象や記憶に残りやすい効果のことをいうのがフォンレストルフ効果になるが、FXでも普段と違った取引をしてしまったり、大きな為替変動は当然頻繁に起こるわけではないため、記憶に残りやすい。

 

その結果、FXのなかでも気づいていないだけでフォンレストルフ効果が現れ、運良く勝った記憶や大負けした記憶が頭に残り、その強烈な印象が次回の取引に影響することも少なくない。

 

トレーダーの正しい判断を無意識に鈍らせる

フォンレストル効果

このフォンレストル効果の厄介なところが、無意識にトレーダーの判断を鈍らせることだ。

もっと正確にいえば、FXの世界では自身で取引するかぎり感情(メンタル)をコントロールする必要があるが、感情が乱れる原因にフォンレストルフ効果がもとになることが多い。

そして、フォンレストルフ効果の厄介極まりないのが、原因になることが多くあっても気づくことが難しく、記憶に起因した感情の乱れだからだ。つまり、記憶を消さない限りは取引の中で似た場面に出現すると頭によぎるし、その時(過去)の状況をなぞった取引をしてしまう。

 

このような過去の取引に引きずられるような取引になってしまえば、明白な基準のないエントリーで負けた原因を探すのもさらに困難になる。

ある種、人間の本能的な部分にもなるため改善は難しい。1度強烈に印象づいた勝敗や損益が取引に影響していると感じた場合には、FXから少し離れて記憶が薄まるのを待つの1つの手だ。

 

しかし、この記憶が薄まる時間というのは人それぞれ。

反省を活かせず同じような過ちをおかしてしまわないためにも、ノートに取引の記録をつけて記憶ではなく情報として見返せるようにしておくことをお勧めする。

 

FXでフォンレストルフ効果を働かせない方法

改善方法

FXにおいてフォンレストル効果が現れるのは取引の直前だ。

トレーダーが取引金額を決めるタイミング売買タイミングは人間の本能的な部分から問題を回避しようとする思考が働くため、自然と過去の記憶に頼り思い出すという思考に移る。

そうなれば、以前勝ったような状況に近い動きを市場が見せれば強気になり、早いタイミングと普段よりも大きな金額でエントリーしてしまいがちであり、逆に自ら定めた売買のポイントであっても、1度の大きく負けた記憶が印象に残っていればエントリーを見送ったり、取引金額を落として結果的に勝ち(利益)を逃してしまうこともある。

 

結果的にみれば「エントリーしておけばよかった…」と後悔した経験はないだろうか?

このように後悔している時点で、メンタルが崩れているからに他ならないのもあるが、自身の定めたマイルールで取引を上手く行うことができていない状態ともいえる。

そして、この後悔は当然結果が分かった、つまり取引直後に現れるが、フォンレストルフ効果が現れるのは取引直前。

あなたが売買するという最終的な決断を鈍られせることになる。

 

これを改善するには、感情が入らないようにあなたの取引を自動売買のようなシステムに変わりに行ってもらうか、感情を抜きにして売買する条件が揃ったら必ずエントリーしていく必要がある。

条件が揃えばサインツールのようにアラームで知らせてくれるように対策することも有効だ。もし、そういう手段に頼らないのでれば、条件を見つける以外はチャート画面を見ないことが必要になる。

 

そのため、予め利確と損切りのポイントを設定して売買することで、エントリータイミング以外はチャートを見ない状況を自身で作り出すことが重要になってくる。

なぜなら、フォンレストルフ効果で負けているFXトレーダーに多いのが「考えすぎてしまう人」「チャートを見すぎている人」といった真面目な人によく見られる傾向だからだ。

 

そういった人に取引を抑えるような強引なやり方では、さらにメンタルを崩す結果にも繋がる可能性もあるし、なにより精神的に負けが続くと辛いため長続きしないだろう。

最終的にはフォンレストルフ効果が発現しない取引環境を考える方がはるかに効率的で、確実性が上がるため、程よく肩の力を抜いた取引を行うことが最も重要であると覚えておこう。

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