分散投資とはなに?3種類ある分散投資法とメリット・デメリット解説

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分散投資とはなに?3種類ある分散投資法とメリット・デメリット解説

これから資産運用しようか検討している人や、投資の世界に一歩踏み出してたものの「どのように投資すればいいか分からない」と考えている人に知っておいてもらいのが「分散投資」と呼ばれる投資方法です。

 

分散投資と呼ばれる投資方法は、投資未経験の初心者から投資経験の豊富な上級者までリスクを抑えた運用が可能な誰にでも出来る投資法なため、非常に多くの人が利用している運用方法です。

そのため、これから資産形成を本格的な始めようと考えている投資初心者や運用法について詳しく知りたいと言う人に向けて、3つある分散投資の方法とメリット・デメリットを分かりやすく解説していきたいと思います。

 

分散投資とは?

分散投資とは?

分散投資とはどういった投資方法を指すのか?

簡単にいえば、1つの投資先にまとまったお金を投資するのではなく、分散投資は複数の投資先に資金を別けて投資する方法のことです。

 

これはどういう事かというと、例えば投資資金として100万円あったとします。一括投資であれば、100万円を1つの銘柄の株式に投資するのに対し分散投資は50万円を3つの銘柄の株式、20万円を金投資、残りの50万円を元本保証されている債券といった形で、特定の投資先ではなく複数の投資先に資金を分散させて運用させる流れの投資方法になります。

 

これは資金を複数の投資先に移しておくことで、資産価値のリスクが軽減される効果を期待する投資スタイルです。

仮にどこか特定の投資先で損失が発生しても、その他の投資先で損失分をカバーすることができるという考え方になっています。

 

3種類ある分散投資の考え方

分散投資の種類

分散投資は運用する資金を複数の投資先にわける運用方法ですが、何も資金を複数の投資先に分けるだけではありません。

分散投資にもまた違った分散方法があり、その3種類の分散投資法ごとに特徴が異なります。なので、次はこの3つある分散投資方法を詳しく解説していきたいと思います。

 

分散投資の種類①「資産(投資資金)を分散する方法」

これは先程説明したように、資産(投資資金)を特定のものではなく複数に投資する方法です。

おそらく分散投資のなかで最もイメージしやすく、資産運用を始めようと思えば誰でもすぐに行える方法になります。

  • 株式投資
  • 不動産投資
  • 債券
  • 積立てNISA
  • 金投資

上記は投資先の例になりますが、こういった金融商品へ資産を分散させる投資方法です。どんな勢いがある会社でも災害や世界的な経済の停滞、不祥事などのトラブルを受けて株価が暴落してしまうことがあります。

日頃のニュースでも大きく株価が下落すれば取り上げられることがありますが、このような予期せぬ事態に見舞われてしまった場合、分散投資をしておくことで資産の一部が影響を受けても、他の影響を受けなった投資先の資産で立て直せる可能性が高くなります。

分散投資の種類②「投資先の国(環境)を分散する方法」

分散投資は複数の投資先へ資金を分散させるのが軸になりますが、何も日本の投資先にと拘る必要はありません。

金融の分野では米国やシンガポールなどの方が進んでいますし、海外の銘柄の株式や国債へ投資する方が国内よりも利益率が高い傾向があります。そのため、日本以外の投資先へも資金を投資するのは、日本全体の経済状況が悪くなった事も考慮した分散投資方法ともいえるかもしれません。

 

このような投資先の「地域」を分散することで、国の連帯的な経済悪化に伴う資産が減少するリスクを軽減することができます。日本の人口は毎年50万人減っていると言われていますし、人口の減少は日本全体の景気が悪くなる可能性が高くなるため、運用先を海外へも検討してもいいのではないかと思います。

分散投資の種類③「時間を分散する方法」

最後の分散方法は、「時間」を分散させる方法です。

投資したようした場合、まとまったお金を複数の金融商品へ一括投資でもいいですが、一度の全資産を投資してしまうのではなく、まずは全体の25%程度を投資し、運用過程の成績次第で1年後に25%を追加投資、さらに3年後に25%を運用するといった流れで時間を分散させて投資する方法です。

特に値動きが激しい金融商品や市場を相手に投資する際には有効的な手段であり、毎月コツコツ積立投資をしていく方法です。

 

少額でも時間を使った分散はできるので、毎月1万円ずつ投資したり、3ヶ月に2万円など、一定期間ごとに同じ額を運用していくことで、高い時に購入する可能性が少なく、仮に高値掴みをしたとしても安い時に購入する時もあるため、全体の価格を平均化することができます。

 

これはドルコスト平均法とも呼ばれる方法ですが、複利効果も期待できるので若い時にコツコツ投資しておけば非常に大きい資産を築くことが可能になります。

 

分散投資で発生するメリットとデメリット

次は分散投資のメリットとデメリットを見て行きたいと思います。

メリットは分散投資のリスク軽減を聞けば大きいように感じますが、デメリットもしっかりと理解して出来る限りリスクを落とした正しい分散投資ができるようになりましょう。

分散投資のメリット

分散投資のメリットとデメリット

分散投資のメリットはここまでの内容で説明しましたが、「資産減少のリスクを軽減できる効果」「時間を分散することで高値づかみなどの高額時期に買わなくても済む」などが挙げられます。

1つ目はここまでの内容で理解できたいと思いますが、2つ目の場合は他にもメリットがあります。

 

株式投資などの場合はマーケットで価格が変化しているので、株価のチェックを行う必要があります。そうすると、「昨日はあんなに高かったのでに下がってる…」といった気持ち的に一喜一憂することが多くなりますが、こういった場合には感情に左右されて保有している銘柄を決算したり、別の銘柄を購入して「一番高い時に買ってしまった…」と後悔してしまう事態にも繋がります。

これは悪くありませんが、短期売買になるため非常にリスクが高くなりますよね。しかし、分散投資であれば株価に左右されずに一定期間に購入するため、株価のチェックなども最低限で充分です。

 

特に初心者には売買タイミングというのは判断しずらいと思いますので、時間をずらしながら資金を分散投資することで、そういったタイミングに悩むこともなくなります。

 

分散投資のデメリット

分散投資のデメリット

それでは分散投資のデメリットはなんでしょうか。

一見リスクが減少するので安心できるように思えますが、分散投資ではリスクを分散させる反面大きな利益を出すことが難しいことが挙げられます。

 

ここでは新型コロナウイルスの影響で金の価格が上がり注目を集めましたので、金投資を例に考えて見たいと思います。

例えば100万円の投資資金があり、分散投資と一括投資をしたAさんとBさんの2パターンがいたとします。

  • Aさん→金投資で100万円
  • Bさん→金投資に30万円、投資信託に40万円、国債に30万円

Aさんは100万円全て金投資で運用していたため、大きく利益を出すことに成功。しかし、その反面でBさんは投資信託と国債で損失が発生し、金投資で運用していた額も大きくなかったのでギリギリ利益は発生しましたが、大きな利益にはならなかったというようなイメージです。

もちろん結果論ですが、金の価格が大きく下落していたらAさんの損失はかなり大きいものだったでしょうし、逆にBさんは損失をかなり抑えることに成功したはずです。

 

このようにメリットで損失を少なく出来る反面、上手く経済の波に乗れたのに大きい利益しないというデメリットがあります。また、複数の投資先に資産を投資するということは、特定の銘柄だけではなく複数の投資先を同時に管理していく必要性があります。

 

これは購入と売却のタイミングをそれぞれ見ていかないという点もデメリットに挙げられます。そして、利益を必要以上に求める人や時間をあまり使えないと人にとっては、モチベーションの低下にも繋がるかもしれません。

ただ、資産運用は時間を武器に長期的に投資するのが成功のカギなので、焦らずに運用することを前提に意識しておきましょう。

分散投資ができる金融商品

分散投資できる金融商品

分散投資のメリットとデメリットを解説しましたが、投資に慣れていない人からすれば分散投資を上手く活用できる金融商品はどのようなものがあるか分からないと思います。

 

投資で失敗するリスクを軽減できると期待をしても、なかなか自分で上手く運用できるか不安が勝る人も多いでしょうし、初めて運用を試みる人かられば成功するイメージが湧かない人は少なくないはずです。

そのため、次は分散投資をするうえでどのような金融商品の種類があるのかをお伝えしていきます。

 

投資信託

投資信託はファンドとも呼ばれており、多くの投資家から集めたお金を運用の専門家に投資してもらう金融商品です。

専門家に丸投げするので銘柄の選定など必要なく、株式や債券に投資をしてくれます。運用成果を投資額に応じて分配してくれる仕組みの金融商品ですが、初心者の一番難しい投資先の選定を行ってくれるとのいうことで非常に人気です。ただ、投資信託は3年以内に9割が元本割れを起こしている背景もあるので注意が必要です。因みに、残り1割の運用成績が良いものは海外債券や株式になっています。

債券

債券は国や地方公共団体、そして企業が事業遂行のために必要な資金を借り入れるために発行する借用書のようものになります。そのため基本的に元本保証がされており、満期になれば投資資金が返ってくるうえ定期的に利息を得ることができます。

ただ、万が一債券の発行元が破綻した場合には利息や資金が支払われないリスクもあることを理解しておきましょう。そして、満期までの売却する場合には値段が変動することも考慮にいれておく必要があります。

保険商品

投資というと株式やFX、不動産などをイメージするかもしれませんが、資産を預金として金融機関に預けたり、保険商品を活用する手段も運用の1つになります。保険商品も金融商品になるので、活用次第では立派な資産運用を行うことが可能です。

REIT(不動産投資信託)

不動産への投資はかなり大きな資金が必要と思うかもしれませんが、REIT(不動産投資信託)と呼ばれるものがあります。

これは不動産投資法人を通して投資家から資金を集め、間接的に不動産に投資する方法で少額から投資することもできるようになっています。もちろん、複数の投資家が不動産の所有権や共有持分などを小口に分けて購入する不動産小口商品といったものもあります。

簡単にいえば、複数の投資から集めたお金で不動産を購入し、不動産運用で得られる収益や売却益かを口数に応じて分配していくというような形です。

金投資

金は現物資産として人気の投資先ですが、世界的に経済が悪化すると金の価格は上昇する傾向があります。そのため、金は世界経済を測る指標とも呼ばれることがありますが、新型コロナウイルスの影響で世界的な経済後退した際には金の価格が高騰して話題になりました。

 

換金の際には現金以外にも現物での交換に応じることもでき、「資金」「時間」「国外」の3つの分散全てを兼ね備えているので、一定額を毎月購入していくドルコスト平均法を行えばかなり有効な運用をすることができます。金融資産のうち10%は金を保有するのが理想的なバランスといわれています。

株式投資

投資といわれて最もイメージするのが株式投資です。株式投資は好きな企業へ投資し、企業の業績が良ければ株価が上昇するのでその分利益を得ることができます。また、株主配当や分配金も貰うことができるので、単純に利益を狙った売買以外の楽しみも生まれるはずです。

しかし、株式投資の場合には購入可能な数が決まっていることも多く、まとまった資金が必要になる場合があります。ただ、最近ではミニ株と呼ばれる少額から株式投資を始められるサービスも豊富なので、試しに一度購入してみてもいいかもしれません。

SNSアプリの「LINE」もミニ株ができるサービスがあり、買い物のキャッシュバックやポイントから購入できます。そして、AIがオススメの銘柄や利益率も自動算出してくれるので初心者にも敷居が低くなっており、「株式投資をいきなり始めるのは不安」という人は一度LINE証券から購入してみるとすんなりと株式投資を理解することができるはずです。

 

分散投資で大切なことは長期運用とポートフォリオ

分散投資のオススメ

分散投資を行ううえで大切なことは、長期運用を前提としてポートフォリオを組むということです。

ポートフォリオとは資産形成における計画書のようなもので、定期的な資産の見直しや、増減のリスクに応じた分配のバランスを考えることが資産運用において成功に近づきます。

 

そして、そのポートフォリオを組むうえで考えることは、軸となる資産は長期運用でリスクを下げて増やしていくということです。もちろん、貯金や利益率によっては一部を短期なリターンを狙った投資にしてもいいでしょう。

 

しかし、短期的では一時的な値動きに惑わされて上手く利益を伸ばせませんし、精神的によくありません。そのため、銀行に預けて眠らせるぐらいなら、という気持ちで気長に運用するようにしましょう。

 

日本人は世界的に見ても投資の保有期間が短いというデータがでており、一時的な値動きですぐに損失してしまうため利益を上手く出せない傾向があります。しかし、ある程度の期間が経てば値動きは戻ってきますので、しっかりと時間を武器に待つことができるのが投資家に必要な素質です。

 

今回解説した分散投資は初心者でもすぐに行える投資方法です。

資産運用を検討しているが、知識がなかったりイメージ的に不安が勝るというひとは、少額でもいいのでまずは一歩踏み出して分散投資から始めてみましょう。

「百聞は一見にしかず」と言いますし、まずは経験してみることが将来のためになるはずです。

         

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