お金持ちになりたい人は必見?お金持ちが資産を増やしている5つの投資先

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お金持ちになりたい人は必見?お金持ちが資産を増やしている5つの投資先

億万長者と聞けば多くのお金を持っている資産家で、元ZOZO社長の前澤さんやソフトバンクの孫さんなどが頭に思い浮かぶかもしれません。

 

しかし、億万長者とまではいかないまでも、「お金持ち」ならどうでしょうか。

「お金持ちの定義」は人それぞれ異なりますが、野村総研が2018年に発表した684人名を対象に行われたレポート「NRI親リッチアンケート調査」では、お金持ち、つまり富裕層は世帯が保有する金融資産(預金・株式・債券など)の合計資産から負債(住宅ローンなど)を差し引いた「純金融資保有額」が1億円以上の世帯を指すそうです。

富裕層の資産図参照:NRI 野村総合研究所

純金融資産保有額が1億円以上5億円未満を富裕層とし、5億円以上を超富裕層と考えた内訳では、1億円以上の資産を保有している世帯は126.7万世帯です。

 

つまり、126.7万世帯は富裕層であり、お金持ちに分類されるわけです。

今回は、日本で1億円以上の資産を築いている人を「お金持ちの定義」として考えた場合、お金持ちの人たちはどんなものに投資しているのかお伝えしていきたいと思います。

 

よく聞くお金持ちの習慣は嘘?

ネットニュースや雑誌などでも「お金持ち」というワードは頻繁に目にしますよね。

特にお金持ちの習慣などといった、あたかもお金持ちになれるかのように謳った内容も多くあります。

  • 時間を大切にする
  • 必要なものしか購入しない
  • 健康に気を配って運動する
  • 整理整頓をしっかりする
  • 感謝の心を忘れない

上記以外にも沢山お金持ちの習慣というのはネットニュースや雑誌で書かれているので目にしたことがある人もいるでしょう。

 

こういった習慣はお金持ちでなくても出来ますが、お金に余裕があるからこそ出来たりするものばかりで、習慣を真似たからといってお金持ちになれるほど現実は甘くありません。

 

また、部屋が汚くても、健康に気を配らなくても、時間を大切にしなかったとしても後悔することはあれど、お金持ちになるということはないでしょう。もちろん、真似することが悪いことではありませんが、なぜその習慣を行うようになったかという経緯の方が大切です。

 

  • 時間を大切にする→休みは何もしないから1時間をスキルアップのために勉強をする
  • 必要なものしか購入しない→安くなっていたからという理由で余分に買ってしまった
  • 健康に気を配って運動する→食事を作るのがめんどくさくて外食が多いから太った
  • 整理整頓をしっかりする→部屋が散らかっていてスマホがどこにいったか探した
  • 感謝の心を忘れない→仕事でさりげなくフォローしてくれた

といったように、かならずその習慣が生まれる原因となった思考があるはずです。

その考えがなく、取り敢えず「お金持ち」がやっているからという理由で習慣を真似てたとしても、それは身に落ちるものではありませんので長続きしませんし、所得が上がるわけでも、利益に繋がるわけでもありません。

 

お金持ちの姿勢を学ぶことは悪くありません。しかし、姿勢だけ真似たのでは収入にまで結びつかずに人間的に出来た人になる程度でしょう。

では、「お金持ち」になるために本当に真似るべきものとはなんでしょうか。

 

それは「お金持ち」がお金を増やした経緯です。

 

お金持ちがお金を増やしている方法

お金持ちがお金を増やした方法

お金持ちがお金を増やした方法というと、富裕層と呼ばれる所得が高い人しかできないようなイメージを持つかもしれません。

確かに得られる利益は投資できる金額が違う富裕層の方が遥かに大きいかもしれませんが、それでも少しずつ時間を使うことで、労働による収入以外にもお金を得ることができます。

 

ここで重要なのは複利と呼ばれるものです。

複利とは、得た利益を含めて運用していくことで雪だるま式に資金を大きくしていく仕組みのことで、アインシュタインが「人類最大の発明」と発言した事で有名ですので、ご存知の人も多いかもしれません。

複利の仕組み

参照元:EL BORDE

得た利益を毎月引き出すして使うことも悪くはありませんが、1年・5年・10年とそのまま膨らんでいく利益を運用していくことで、最初に投資した金額では考えられない金額を生み出すことが可能になります。

 

もちろん、お金持ちの人たちは最初の初期投資する金額が違いますので、スタート地点は富裕層ほど有利ではないでしょう。しかし、誰にでも平等にある時間を使うことで大きな利益を出すことも難しくはないはずです。

 

複利は有名ですので知っている人も多いでしょうが、知らない人もいるかもしれません。ただ、この複利を知っているかどうかという違いでさえ、数年後には得られる利益に大きな差が生じます。

このようにお金持ちなら知っているお金の増やし方や仕組みというのは無数に存在します。

 

医者や政治家、経営者や公務員などの一般的に高給取りと呼ばれる職種に就いている人たちが、単純に学歴や生まれた家庭、相続といった部分での所得から「お金持ちになった」という事は、今からやろうとして出来ることではありませんし、変えることはできません。

なので、あなたが今からでも始められるお金持ちがお金を増やしている方法をお伝えしていきます。

 

今後の人生のための一考として考えてみてもいいかもしれません。

 

お金持ちの投資①「債券(日本国債など)」

国債

債券は、国や企業が投資家から資金を集めて発行するもので、購入することで利息を得ることができます。もちろん、満期になれば投資した金額は満額返ってきますし、相手が大手企業や政府であるなら、信頼性に問題はないでしょう。

 

急遽お金が必要になったとしても、債券は満期にならなくても売買することによって換金することが可能になっています。

 

株式に比べると値動きの幅が小さいので莫大な利益を狙うという戦略は難しいですが、安全性が高い投資商品といわれています。また、日本の国債以外にも米ドルの国際など外国の債券も存在していますので、お金を円建て資産で形成するのではなく、リスクを考えた分散投資で万が一に備えたやり方も行うこともできます。

 

国債とは国の発行する債券です。国債の発行は、法律で定められた発行根拠に基づいて行われており、大別すると普通国債と財政投融資特別会計国債(財投債)に区分されます。なお、普通国債と財投債は一体として発行されており、金融商品としては全く同じものです。

普通債券
普通国債には建設国債、特例国債、年金特例国債、復興債及び借換債があり、普通国債の利払い・償還財源は主として税財源により賄われています。
建設国債、特例国債及び年金特例国債は一般会計において発行され、その発行収入金は一般会計の歳入の一部となります。
他方、復興債は東日本大震災特別会計において、借換債は国債整理基金特別会計において発行され、その発行収入金はそれぞれの特別会計の歳入の一部となります。
財政投融資特別会計国債(財投債)

財投債は、財政融資資金において運用の財源に充てるために発行され、その発行収入金は財政投融資特別会計の歳入の一部となります。ただし、財投債は、その償還や利払いが財政融資資金の貸付回収金により行われているという点で、主として将来の租税を償還財源とする普通国債とは異なります

参照元:財務省

 

満期になれば額面のお金が返ってくるという前提のもと、利益は大きくないですが利息を狙って資産を投資するお金持ちの人も多くいます。人によって債券を購入する金額は変わりますが、それでも色々な投資先にお金を投げることでお金をただ眠らせておくようなことをしないという点は、お金持ちがお金持ちたる所以なのかもしれません。

 

お金持ちの投資②「金(GOLD)」

金

金は一般人には手が出ないようなイメージがある貴金属ですが、コイン型の小さいものからテレビで見たことがあるような延べ棒タイプの金と様々で、覗いてみれば意外と誰でも購入可能な金は多く存在しています。

 

金は誰もが「高級」「高価」「お宝」イメージを頭に思い浮かべるほど価値の高い資産の1つになります。

 

なんといっても、金の魅力は実物資産なのはもちろんの事、昔から映画で財宝として登場したり、資産家が財産として所有していたりと、お金持ちの代名詞とも呼べるものです。

 

インフレによって紙幣価値が目減りした際には金の価格は上昇したり、デフレによって信用不安が起きた場合には実物資産として支持されるため、長期に渡って資産の価値を保全できるとメリットがあるといわれています。

各国の金保有量参照元:WORLD GOLD COUNCIL

金は「モノ」でありながら世界に通用するお金として普遍的な価値を保ち続けているため、世界中の中央銀行で支払準備金として大量に保有されており、先程紹介した債券や株式といった他の投資先に万が一の事があったときのための信用リスクを軽減することができます。

 

分散投資する際の購入先としても素晴らしいですが、いつでもお金に換金することもできるため、一般的に全資産の10%を金で所有するのが理想的な金融資産のバランスと考えられています。

映画で見るような金の延べ棒を大量に保有している資産家というのは、単純に金に魅力を感じているのではなく、資産価値として普遍的に安定した資産になり得るからです。

 

お金持ちの投資③「不動産」

お金持ちの投資先

不動産は購入して他人に貸すことで賃貸収入を得ることができます。

安い買い物ではないのでローンを組んで購入する人がほとんどですが、株式投資といった企業にお金を投資するものに比べれば安定した収入を得ることが可能です。

 

土地の価値がどんどん上昇し、購入すればするほど利益を得られるというとんでもない時代もありましたが、バブル崩壊後は長期的な目線での購入が不可欠になっています。

利便性の高いエリアなら空室のリスクを下げることができるため、マンション投資から一棟もののアパートと形態は様々。不動産価格の上昇や株価の恩恵、オリンピックといった影響で地価が上昇すれば、すぐに返済できるほど不動産の価値が高くなることもあります。

 

バブル時代には東京23区の地価価格と全米が等しいと言われたこともあるほどです。

 

お金持ちの投資④「株式投資」

株式

日本のみならず、株式会社の多くが投資家から資金を出資してもらい株式を発行します。

この株式を売買するのが株式投資になりますが、お金を投資してくれた投資家には利益の一部を配当金として毎年還元しています(配当がない企業もあり)。

 

上場している株式は市場で売買することができるので、配当金以外にも企業として成長出来た場合には株価も上昇し、配当金以外にも購入時の差額で利益を得ることも可能です。その他にも「株主優待」という制度があり、投資している企業のサービスを一部受けることができるなど、単純に保有しているだけでも得られる恩恵は多くなっています。

 

テレビでも話題になった「株主優待で生活している投資家」など、売買で得られる利益以外にも株式投資は注目を集めています。また、LINE社などが新しく始めたLINE証券と呼ばれるサービスを使えば、少額から株式投資を始めることができます。

企業の伸び率など初心者にも利益を出しやすい株式投資ができるサービスが誕生していますので、買い物で貯まったLINEポイントをお小遣い稼ぎに使うのもいいかもしれません。

 

株式投資と聞くと、株価が日々値上がりしたり、下がったするイメージがあるかもしれませんが、投資する銘柄によって価格変動は差がありますので、差額での利益を積極的に狙うという人よりも、株主優待目当てで資産の移しどころを株式に回しているひとも多くいます。

 

現在の定期預金の利息は0.01%程度になっていますが、配当金のことを考えればお金を預けている先が違うだけで大きな利息を貰っているという考え方もできます。

お金持ちと呼ばれる富裕層は、こういった株式に一部の資産を投資して、常に賢くお金を回していることが多いので、まずは少額でもいいので株式というものに触れてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

お金持ちの投資⑤「保険」

保険

保険と聞くと生命保険や積立保険、学資保険とイメージするのは人によって様々でしょう。

そして、「お金持ちが保険?」と首をかしげる人もいるかもしれませんが、ここでいう保険は相続税が関係しています。やはり将来のことを考えたときには遺族のことを頭に思い浮かべるでしょうが、少しでも多くの遺産を残しておきたいのなら保険にお金を投資しておくことで、非課税枠を利用した税金対策を行うことが可能になります。

 

大きなお金を相続税で引かれるならば、法定相続人の数に比例して500万円の非課税枠を得ることができるので、将来のお金を減らさない(相続)お金の投資もお金持ちの人は利用しています。

 

お金を増やす方法とは異なりますが、こういった賢い知識をお金持ちの人は敏感に収集してお金を少しでも残るように配慮していることは、相続の問題で親族と不必要な揉め事を起こさないためにも必要なことだといえます。

 

お金持ちになるために知っておくこと

ここまで紹介した方法を知ってはいたけど、今ひとつ一歩を踏み出せずにいたという人もいるかもしれません。しかし、毎日決まった時間から仕事をして得た給料からの貯蓄だけでは、結婚や子育てといった人生のイベントのほか、あなたが思い描くような生活を手に入れるのは難しいかもしれません。

 

お金持ちのお金の増やし方は「お金持ちしかできない」ということはありませんが、それでも多くのひとがやっていない方法でもあります。

資金量の差からお金持ちに比べて大きな利益が発生するという事はありませんが、それでも時間を使うことは誰にでも可能な方法であり、どのように時間とお金を使っていくかが重要です。

 

大きな利益を狙えば大きな損失も発生する可能性は高くなるため怖いかもしれませんが、今回紹介した投資先はローリスクで始めることができます。もちろん、ローリターンなのは言うまでもありませんが、その部分を時間を使うことで、あなたにとってはローリターンといえない利益に膨らませることもできるようになります。

 

こういった考え方は金融リテラシーと呼ばれるものが重要になってきますが、金融教育がない日本において将来のための資産を備えるには必要な知識です。不安なのは知らないからこそであり、お金持ちになるためには、まずは「知ること」から始めて理解を深めることを考えおきましょう。

 

理解を深めることで、ここまで紹介した投資先のように複数に投資してリスクを分散することもできますし、実現が難しい利益を狙うということもしなくなります。

 

そのためにも、少しずつでいいので知識をアップデートして「知る」ことから始める自己投資で、1つ1つ身に着けていきましょう。それがお金持ちになるための必要な一歩になるはずです。

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